聖火リレー中止に知事が涙 谷原章介「気持ち伝わって来た」

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   東京五輪の聖火リレーの公道での実施をめぐり、各地で苦渋の決断が相次いでいる。21日(2021年4月)には愛媛県で聖火リレーが始まったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、松山市内の公道での聖火リレーが中止された。

   愛媛県は21日、過去2番目の多さとなる53人の感染が確認されていた。代替策として松山市内の公園で一般客を入場させない形で点火セレモニーが行われ、市内を走る予定だったランナー27人がトーチで聖火をつなぐ「トーチ・キス」で聖火皿に火をお供した。

  • 聖火リレーをめぐっても様々な動きが。
    聖火リレーをめぐっても様々な動きが。
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「五輪中止なら泣くどころでは...」

   愛媛県の中村時広知事は「走ることを楽しみにしていた皆さんにその機会を与えることができず、すみません」と涙で陳謝し、さらに泣きながら続けて「それを楽しみにしていた市民の皆さんにもその機会が提供できなかったこと深くおわび申し上げます」と言い、また涙した。

   MCの谷原章介は「中村知事が公道でお祝いのセレモニーをしたかった気持ちが伝わって来た」と感想を述べた。

   元大阪府知事の橋下徹は「中村知事とは親しくしているが、人情派で感情が高ぶってしまったのだろうと思う。聖火リレーの中止でこれだけの影響を与えるということは、オリンピックが中止になったらもっとすごいことになる。五輪中止なら泣くどころではなくなるのかもしれない。だからその判断ができずに、先送りにしている。事前に、こうだったら開催する、こうだったら開催しないと決めておかないと、判断できるものではない」と指摘。

   社会学者の古市憲寿は「そもそも聖火はナチス時代のドイツが始めたものなので、あまりありがたがらなくてもいいと思う」と前置きしたうえで、「聖火ランナーになるのを楽しみにしていた人は、ハシゴを外された形になった。かわいそうだと思う」と走れなかったランナーに同情した。

   谷原は「僕は神奈川県で走る予定になっているので、聖火リレーの動向を注視していきたいと思っている」とコメントした。

(バルバス)

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