2024年 4月 23日 (火)

ワクチン届かず「ハシゴ外された」 夏目三久「自治体からは怒りの声も」

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是正すべきポイントは?

   明石市以外でもワクチンが不足している自治体がある。京都市でも必要量の半分しか供給されず予約サイトが使えない状況になっている。東京・豊島区も供給量が想定以上に削減されたため、個別接種を実施している医療機関への供給を大幅に削減せざるを得ない状態になっている。池袋大谷クリニックの大谷義夫院長は「予約を頂いた方にはごめんなさいと伝えている。どこまで接種できるか全く不透明で頭を抱えている」として、6月30日から新規の予約をストップしたという。

   各自治体の要望を集約し国が各都道府県に配分するファイザー製ワクチンまで足りないのはなぜか。7月第2、3週の国の配分量1万1000箱に対し、自治体の要望量は2万箱を超えた。東京都でも国の配分は1357箱だが、都の要望は2998箱だった。需要と供給のバランスが崩れているのだ。

   元厚生労働省の技官・木村盛世さんは「これだけ打ち手が集まると思っていなかった。地方配分ができるかどうかという仕組みができていなかったということは是正していかないといけない」と指摘した。

   夏目は「ワクチン供給が滞っていることで全国の自治体に影響が出ています」として、7月1日付の毎日新聞のニュースを紹介。記事によると、埼玉県では8月から新たに3つの集団接種会場を開設する予定でモデルナ製のワクチンを申請したが、国から可否の連絡がない。埼玉県の大野元裕知事は「職場接種が多くなったので市町村や県の集団接種を減らすというのは本末転倒」と述べている。他にもファイザー製ワクチンの供給の見通しが立たないため、北海道小樽市、山形市、三重県四日市市では新規予約を一時停止した。

   夏目は「記事では、見通しの甘さが露呈されたと指摘している」と話した。

(バルバス)

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