2024年 4月 26日 (金)

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「週刊文春」「週刊新潮」電車の中吊り広告から撤退――カネかけても効果薄く、ホームに売店なし

   週刊文春と週刊新潮が電車の中吊り広告から撤退することが話題だ。中吊り広告の入稿と原稿作りの時間差を理由にしているが、時間差をいえば、新聞広告も同じであろう。要は効果がない、カネもないということである。

   中吊り広告の利点は、満員電車でチラッと見たタイトルが面白そうだと思ったサラリーマンが、電車を降りて、目の前にある駅の売店で買ってくれるところにあった。いまは、大きな駅をのぞいて売店がなくなってしまった。読者は30分もかけてコンビニで週刊誌を買ってはくれない。それは夕刊紙も同じだ。

   中吊りの次は新聞広告がなくなるのだろう。不特定多数が見てくれる中吊りと違って、新聞の読者しか見てくれない広告が切られるのは、案外早いのではないか。私がいた頃の週刊現代は、主要都市の電車、地下鉄に中吊り、北海道から沖縄までほとんどの新聞に広告を掲載していた。当時の宣伝の人間から聞いた話では、その費用は月額1億円にもなったという。ふた昔前の話である。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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