2024年 4月 20日 (土)

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コロナワクチン3回目打つべきか?ファイザー製は2か月に6%ずつ効果低下しブレイクスルー感染

   コロナ感染はもはや「爆発」といってもいいレベルになっている。さらに深刻なのは、2回のワクチン接種を終えても感染するブレイクスルー感染が増えていることである。欧米やイスラエルでは3回目の接種を始めたところもあるが、日本ではいまだに1回目の接種さえしていない人が多くいる。菅首相や河野太郎担当相は、今年の10月から11月までには希望者全員に接種を終えるというが、まともに信じている人間はほとんどいない。

   週刊文春で杉並区の広報課が、接種が遅れているのは国からの供給がないからだ、「杉並区は五十七万人いるのに、九月分として供給されるのが約三万回分だけ」だと話している。

   週刊現代は「ワクチンの効果はいつまで続くか」という特集をやっている。7月初旬、アメリカのマサチューセッツ州バーンスタブル郡で大きなクラスターが発生した。感染者は469人。そのうちの346人は規定回数のワクチン接種を受けていたことが判明、衝撃を与えた。アメリカ疾病対策センターは7月19日、ワクチン接種下にもかかわらず、入院・死亡したケースが5914例あったと公表している。

   ワクチン接種が進んでいるイスラエルでは、5月に94%あった予防効果が、6月には64%に急落したと保健省が発表した。ファイザーのワクチンは2回目接種時点では予防効果が96%あるそうだが、2か月ごとに約6%ずつ効果が下がるといわれている。その上、デルタ株のように感染力の強い変異株が広がっているから、さらに効果は下がると見ていいだろう。

   3回目も打つべきだという声が広がっているが、WHOは低所得国のワクチン接種を優先して、3回目は控えるべきだといっている。河野は<すでに来年の三回目接種のワクチンを確保したと明らかにした>(週刊文春)というが、これもその場しのぎのブラフではないのか。嘘つき菅首相、河野太郎担当相、厚生労働省の話なんかまともに聞いていると、この国は変異株大国になりかねない。

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。

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