旅行の予約「戻りがわるい」 近場傾向に浜田敬子「庶民の知恵」

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   緊急事態宣言解除から1ヵ月。「旅行スタイルの変化で明暗が分かれています」と、司会の羽鳥慎一が10日(2021年11月)、いま秋の行楽シーズンでもある旅行業界について取り上げた。客足が単純に戻ったかといえば、そうでもない。

   「モーニングショー」が紹介した街の声は、「出かける人が増えちゃったので、反対に怖い」「解除されたからといって、どこかへ行こうとは思いません」「第6波も気になる。ワクチン接種も終わらないし」「箱根か伊豆の近場に1泊でと考えている。まだ遠くへ行く気になれない」

  • 遠くへの旅行はまだ先?(写真はイメージ)
    遠くへの旅行はまだ先?(写真はイメージ)
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羽鳥慎一「急に動くのは怖いということはいえそう」

   全国展開する旅行代理店は「予約は徐々に入っているが、戻りがわるい」と言い、JTBの広報は「9月の申し込みは2倍になったが、近場の温泉地や紅葉エリア」と実状を話す。慎重姿勢に当惑気味だ。航空・旅行アナリストの鳥海高太朗さんは「客は完全には戻っていない。皆さん慎重に様子見です」と解説した。

   羽鳥「旅行客は2年近く動いていないわけだから、急に動くのは怖いということはいえそう。劇的変化は全国規模ではなさそうです」

   浜田敬子(元AERA編集長)「去年一気に動いたことで冬に感染拡大した記憶が皆さんにある。慎重なのはわるいことではない。近場で楽しもうというのは、庶民の知恵です」

   玉川徹(テレビ朝日)「ブレークスルー感染の話もある。ワクチンを打てば解決と一時期は思っていたが、そうじゃないんだと皆さんご存じだ。(遅い夏休みをとって)2カ所行ったが、かつてはどこにもいた団体高齢者がいなかった」

   鳥海さんによれば、周遊旅行は戻っておらず、団体旅行やバスツアーはまだ停滞状態。ホテルや旅館から出ての外食はせず、敷地内で楽しむ客がふえたため「外の店で飲む旅行スタイルは苦戦」という。個人で行ってホテルでゆっくりが主流ということらしい。

(あっちゃん)

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