2024年 4月 18日 (木)

東日本大震災の記憶、子どもたちに伝える大学生 取材した岩田絵里奈アナが感じたこと

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   東日本大震災から、あす11日(2022年3月)で11年。「スッキリ」では9日から、震災を知らない子どもたちの世代にあの日の記憶を「伝える」作業を続けている人々を取り上げている。10日は、大学生の語り部の女性に岩田絵里奈アナウンサーが取材した模様を放映した。

   大学3年生の武山ひかるさん(21)は当時、小学4年生だった。宮城県東松島市の自宅は全壊したが、家族はみな無事だった。親友の高橋さつきさん(21)に誘われ、高校1年生の頃から語り部の活動を続けている。さつきさんは震災で両親と祖父を亡くしており、その体験をもとにひかるさんが絵本を書き、震災授業に活用している。

  • 番組ツイッターより
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「忘れたいほど苦しい震災の記憶を伝えるというのは」

   岩田アナは2月、ひかるさんがさいたま市の小学校で津波の特別授業を行う様子を、教室の後ろで見学した。

   「ガン、ガリガリ、ザバって音がしました。津波が動くので、車ごとズズズズズっと横にずらされる音がして、いつもは言ったことはないけど、手を合わせて『神様』と祈りました」とひかるさん。絵本や写真を使いながら、友だちが亡くなったというショッキングな話も披露した。

   「子どもだから教えなくていいということはないと思います。怖いことの内容を知らないと、正しく恐れられない。(震災を知らない子どもたちには)日々を楽しく過ごしてほしい。当たり前に過ごしている日常って、いつどこで何が起こるかわからないから」とひかるさんは話していた。

   岩田アナ「ひかるさんにとっても忘れたいほど苦しい震災の記憶を伝えるというのは、決して簡単なことではありません。でも知ることで救える命があるから、今後も語り部を続けると言っていました」

   MCの加藤浩次「正しく恐れる、というのはひかるさんの言う通りです。知らないということが一番怖い、ということですね」

(キャンディ)

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