結局、屋外マスクは不要？ 「今まで通りの感染対策を」論も （THE TIME,）

   「東京都医師会に続き、官房長官も『屋外でのマスクはいらないのではないか』とコメントしています」ときょう12日（2022年５月）の「THE TIME,」でMCの安住紳一郎が紹介したのは、ここにきてあちこちから聞こえ始めた「屋外ではマスク不要」という声だ。

   10日にマスク着用の見直しを提案した東京都医師会に続き11日、松野博一官房長官は定例会見で、屋外で人との距離が十分とれていればマスクの必要はないという認識を示した。

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  屋外でのマスク着用、どうする？

「子どもの発達への影響」指摘も

   マスク着用見直しの声が高まっている背景として、番組では「子どもの発達への影響」を指摘。国立成育医療研究センターによると、86%の子どもたちが「同居している家族以外の大人の口元を見る機会が少ない」と回答しており、東京都医師会は「子どもは表情で喜怒哀楽を覚えていく。5年、10年先に影響が出る恐れがある」と警鐘を鳴らしている。

   「屋外でのマスク不要」について番組が街で聞いたところ、「屋外でマスクが必要なのかと、もともと疑問だった」「暑くなってくると邪魔だし、外してた方が楽なのでいい」「また感染者が増えるんじゃないかという危惧もある中で、偉い方が（マスク不要と）発言するのはどうなのかな」と様々な声があった。

   一方、大型連休明けの新型コロナ新規感染者数は全国的に増加している。11日は、全都道府県で先週の水曜日を上回り、沖縄と宮崎では過去最多となった。東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅教授は「（オミクロン株のうち）BA．2よりも感染力が高いBA．4やBA．5が世界の国々で確認されており、連休の人の流れによって国内に入り込んでいる可能性はゼロではない」と指摘する。

   杉山真也アナウンサー「（BA．4やBA．5の）感染力は、BA．1のおよそ1.5倍。ワクチンの有効性は低い可能性もあるそうです。今まで通りの感染対策を引き続き行っていくことが大事だということです」

   結局、屋外でのマスクは外してもいいのかな？

（キャンディ）