玉川徹「岸田首相は軽く考えていた」 後援会長と旧統一教会関連団体の関係問題

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   岸田文雄首相の熊本県の後援会長である崇城大学の中山峰男学長が、旧統一教会と関連のある団体「日韓トンネル推進熊本県民会議」の議長を務めていたことが週刊文春の報道で明らかになった。中山氏はきのう24日(2022年8月)、記者会見し、「関連があるという認識はなかった。大変びっくりしている」などと語った。きょうの「モーニングショー」が詳しく伝えた。

   日韓トンネルとは、佐賀・唐津から壱岐・対馬を通って韓国・釜山までを海底トンネルで結ぶという総工費10兆円という壮大な構想だ。1981年に旧統一教会創始者の文鮮明氏が提唱し、1986年に起工式が行われた。2007年には540メートルまで掘り進んだが、現在は工事が進んでいる様子はみられない。

  • 岸田首相
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日韓トンネルと「1ミリ5万円運動」

   旧統一教会に詳しいジャーナリストの鈴木エイト氏によると「当時、1ミリ掘るのに5万円かかると言って、1ミリ5万円運動として信者から献金を集める口実に使っていた」という。

   旧統一教会の元信者でジャーナリストの多田文明氏「私が入信した当時、中では『日韓友好の懸け橋を私たちが絶対作る』とものすごい盛り上がりでした。ある信者は『私の夢はトンネルが開通して鉄道が通ったら、切符きりをすることです』と叫んでいた。国家事業につなげるために議員や地元の有力者に声をかけており、今思えば掘ることで政治家との関係を作れるという意図もあったのではないか」

   きのう記者会見した中山氏は「文鮮明氏が提唱したという記事を読んで、非常にショックを受けている。結果的に岸田首相と旧統一教会を結び付けることになってしまい、大変申し訳ない」と話していたが、番組が取材した同会議の事務局長は「(文鮮明氏が提唱したことは)最初から知っていた。ただ、誰が提唱しようとそのプロジェクトが日本に有効かどうか、でしょ」と主張していた。

   一方、岸田首相はこの件について「私自身は知りうる限り、旧統一教会との関係はない」「(中山氏も)関連しているという認識はなかった。同会議はやめられたと聞いている」ときのうの記者会見で述べた。

   MCの羽鳥慎一「すごい計画ですね」

   田﨑史郎(政治ジャーナリスト)「岸田さんから見ると間接的な接点なので、これは乗り切れるだろうと判断していると思います。これで岸田さんの責任を問うのはちょっと無理があると思いますね」

   玉川徹(テレビ朝日社員)「旧統一教会問題に対する国民の考えを岸田首相は軽く考えていたという感じがします」

(キャンディ)

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