きのう14日(2022年9月)、番組が謎の貼り紙が貼られている札幌市ススキノに行ってみると、その貼り紙が見つかった。中央にはトラのような色合いの謎の生物が大きな口を開けているようなイラスト。縦13センチ×横8.5センチとサイズは小さめ。イラストの上部には「20:38」と時刻のような数字が書かれ、下部には大きく「忘れない」の文字が書かれてる。
「忘れない」のメッセージ
この貼り紙を発見しSNSに投稿した人物は「気持ち悪く、訴えるような絵」と話す。ネット上ではこの貼り紙について「怖い」「大きな陰謀の予感」などの書き込みがされている。
貼り紙は両面の粘着テープのようなものでしっかりと貼り付けられており、簡単にははがせそうにない。若狭勝弁護士は「許可なく貼り付けている場合は罪に問われる可能性がある。外観を乱し、はがす必要がある場合、取り除く際に糊が取れないなどの被害があれば器物破損に問われる可能性がある」と指摘している。
貼り紙は4カ所で発見されたが、そのすべてがススキノの外れ、東2丁目通り沿いの電柱に貼られていた。この通りで20時38分に何かがあり、それを『忘れない』と言うメッセージなのか、その意図は何もわかっていない。
心理学に詳しい明星大学の藤井靖准教授は「何らかのメッセージというより、自己表現の範疇なのではないか。紙も大きくないし、場所も人の目に入れたいならもっと目立つように貼る。貼ることで自分の気持ちがスッキリすればいい、という行為ではないか」と話す。
谷原が「メッセージなのか自己表現なのか、アートなのか。トラの絵なのか人の絵なのか。立岩さん、どう思いますか」とジャーナリストの立岩陽一郎に振るが、立岩は「何ですかね」と苦笑いし、「いいことか悪いことかと言われれば悪いことですが、目くじら立てる話じゃないという気がします」とコメント。
永島優美アナも「小さめのサイズで、貼り紙に気づいていない人も多い。若狭弁護士は許可なく貼るのは違反と言いますが、古市さんどう思います?」と社会学者の古市憲寿に振る。
古市は「メッセージなら『忘れない』ではなく『忘れないで』とするのではないか。『忘れない』だと自分の話で、わざわざ貼る必要がないようにも思う。あと、この絵を見ると立岩さん世代というか、結構年上世代の人がやっている気がする」と指摘。
反論したのは元衆議院議員の金子恵美。「私は何かしら訴えるものがあると思う。その意図や目的がちょっとでも知りたいと、素直に思います」と話した。
谷原は笑いながら「今後これがさらに複数枚......」と、さらなる展開を期待するような、少し不謹慎な発言をしてスタジオを笑わせた。
(バルバス)