(元)王子が下着CMに出る可能性も? 欧州王室の変化とは (モーニングショー)

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   デンマークのマルグレーテ2世女王は9月28日(2022年)、孫4人から王子・王女の称号を剥奪することを発表した。次男ヨアキム王子の子ども4人は、来年1月1日から王子・王女の称号は使えなくなる。こうしたヨーロッパで起きている王室スリム化の動きについて、今日10月11日の「モーニングショー」は「各国の王室事情に精通」という肩書きでスタジオにデーブ・スペクターさんを招いて、詳しく話を聞いた。

  • 番組サイトより
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称号剥奪と義務行為免除

   称号剥奪の理由は、「孫たちに公務や制約を受けることなく、普通の暮らしをして自由に生きてほしい」というもの。これに対しヨアキム王子は「5日前に聞かされました。子どもたちが理解できない状況におかれ、傷ついているのをみるのはつらい。もともと25歳になったら称号を取り消すという計画を提示されていた。話が違う」と反発。しかしマルグレーテ女王は「君主制が常に時代に即していくよう進めていくことは私の務めであり願い」と決定は変えないという。デンマーク国民のあいだでは「(王室の)家族間コミュニケーションが取れていなかった」と、ショックを受けている人が多いという。

   デーブ・スペクター「時代として減らしたほうがいいが、いきなり来年1月から剥奪。女王とヨアキム王子は一度相談したが納得していなかった。王子は代案を出したが女王は乗らなかった。今回は『聞く力』が足りなかった」

   デンマークは、2016年に皇太子長男以外の子どもが成人した後、公費を支給しないことを決定。ニコライ王子は自身で収入を確保する必要から2018年にモデルデビューしている。今回の称号剥奪は、これからは王子としてのモラルに縛られることがなくなるため、今後はニコライ王子が下着や水着の広告に出る可能性など、メリットも指摘されている。

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   同じく北欧のスウェーデンでも王室スリム化に向けての動きが。こちらは2019年に王室メンバーの第2子、第3子の5人に対し、殿下の称号を与えない代わりに王室義務行為を免除。ただし、王室の一員としては残るという。この決定に第3子であるマデレーン王女(40)は「長い時間をかけて計画されてきた。素晴らしい機会」、第2子のフィリップ王子(43)も「人生の選択がより自由になる」と肯定的な意見だ。

   デーブ・スペクター「子どもが増えたんですよね。本来なら嬉しいことだが限界がある」

   エリザベス女王が亡くなったばかりのイギリスでも、王室縮小の動きが見られる。

   アンドリュー王子の娘2人の王女称号剥奪が検討されているという報道が流れたほか、チャールズ国王の戴冠式も大幅に縮小される可能性があるというが、こうした動きはヘンリー王子・メーガン妃夫妻にも影響を及ぼしている。

   ヘンリー王子夫妻は4冊の自叙伝を出版する予定で、すでに前払金27億円を受け取っているほか、Netflixからは145億円の契約金で動画作品を公開する予定となっている。しかし、12月公開予定のこの動画について、「大幅に再編集したい」と延期交渉が行われているという。アーチー君、リリペットちゃんの2人の子どもたちの称号がほしいヘンリー王子が、チャールズ国王の機嫌をそこねる内容の削除を検討している可能性が指摘されている。

   デーブ・スペクター「デンマークの前例があるので(称号を与えなくても)違和感がない。メーガン妃がこれから何を言い出すかわからないので、どっちみち称号はあげないと思う」

(みっちゃん)

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