2024年 5月 2日 (木)

旧統一教会「養子あっせん」問題 橋本五郎「憤りを感じる」

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   「旧統一教会についてこれまで霊感商法や高額献金などが問題となっていますが、今回新たに浮上した問題が。養子縁組のあっせんについてです。出産の前から養子縁組が決まっていたという実態もあることが分かりました」と岩田絵里奈アナ。18日(2022年11月)の「スッキリ」はその実態に迫った。

   番組は2人の元2世信者の話をVTRで紹介。その1人は、20代の小川さゆりさん(仮名)。現在でも教団の信者である両親のもと、6人きょうだいの3番目として生まれた。下の妹2人は生後間もなく別の信者の家庭に養子縁組されたという。

  • 番組ツイッターより
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加藤浩次「違和感でしかないですよね、そこは」

   「(母親が)妊娠している時点で親から『この子は誰々さんにあげるんだよ』ということは教えられていた」「子どもたちが物のように扱われている。立派な人権侵害」と小川さんは話した。

   スタジオでは、旧統一教会の被害者救済に取り組む紀藤正樹弁護士が解説。MC加藤浩次の「この養子縁組というのは、過去からずっとあった?」という質問に、「1981年から始めたということについては(旧)統一教会も認めていて、745件の養子縁組が教会の中で把握している情報です。海外の統一教会も含めると、どのくらいあったのかということはこれからの調査だと思います」と話した。

   紀藤弁護士によると、2018年に施行された「養子縁組あっせん法」により、養子縁組が届出制から許可制になったことで教団の「あっせん問題」が明るみになってきたという。「子どものための養子縁組ではなく、しかも許可を得ていない。いわゆる仲介をすることは、あっせんになりますので」と、教団が「養子縁組あっせん法」と「児童福祉法」を犯した罪に問われる可能性を指摘した。

   加藤「養子に出す側は、教団内で何か優遇されたりするのですか?」

   紀藤弁護士「一定人数を養子に出すと表彰されたりして教団内での評価が上がるというようなことはあります。(教団は)養子縁組について『使命と責任』と言っていますが、この言葉は統一教会員にとってはとても重く、ほとんど『義務』と一緒。推奨ではなく、指示に近い」

   橋本五郎(読売新聞特別編集委員)「戦前なんかは非常に貧しく恵まれない人が養子にいくことによってその能力を生かした例がいっぱいある。そういうものをすごく汚された。それを『宗教的な使命』という名のもとにやっていることに憤りを感じる」

   加藤浩次「違和感でしかないですよね、そこは」

(ピノコ)

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