岸田首相タイム誌の見出し問題 谷原章介「世界からはこう見えると意識したほうがいい」

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   司会の谷原章介が「岸田総理がアメリカの歴史ある雑誌『TIME』の次回号で表紙を飾ることがわかりました」と切り出し、西岡孝洋アナが実際の表紙の画像を見せながら「表紙には『日本の選択』という見出しと『岸田総理は何十年にもわたる平和主義を放棄し、日本を真の軍事大国にすることを望んでいる』と書かれています」と伝えた。12日(2023年5月)の「めざまし8」。

   「TIME」誌は先月、「世界で最も影響力のある100人」のリーダー部門で岸田首相を選出。3月のウクライナ訪問に触れた上で、「戦争の痛みを知っている」「日本の外交を大きく改革した」などと評価していた。

  • 岸田首相
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官房長官「記事の結論部分では世界の分断を防ぐ役割を担うとの論調になっている」

   表紙の写真は4月28日、TIME誌によるインタビューの際に首相公邸で撮られたもの。特集記事で岸田文雄首相は「世界的な非核化の取り組みに関与し、政府は核武装については議論しない」と答えている。

   この記事について松野博一官房長官は昨日の会見で「記事の見出しの一つ一つにコメントすることは控える」としながらも、「記事の結論部分では世界の分断を防ぐ役割を担うとの論調になっている」と強調した。

   時事通信社の山田惠資解説委員は、岸田首相がTIME誌の取材を受けた理由について「G7の広島サミットを控えて指導力を発揮し、国際的な存在感をアピールしたい狙いが官邸にもあった」と話した。

   記事では、岸田首相が戦後最大の軍備増強を発表し、2027年までに世界第3位の防衛予算になると示し、世界第3位の経済大国に見合った軍事大国にしようとしていると書かれている。岸田首相は記事の中で「今日のウクライナは明日の東アジアになるかもしれない」とも話している。

   谷原は「この写真ですよ。何かこう、思惑が胸の中にあるような。そしてこの見出し。世界は日本をこのように見ているんですかね」と問いかける。

   フジテレビ解説委員の風間晋は問いを受けて「日本は取り上げられたいと思ってインタビューにも応じているはずだし、表紙やカバーストーリーにしてくれと考えていたと思う。ただ、世界はその通りに受け止めてはくれないということをよく表している事例だと思う」とコメント。

   PwC Strategy&パートナーの唐木明子は「岸田首相の真意はともかく、米本誌はこのように見ているということ。我々はそう見られていると認識したほうがいい」と指摘。

   お笑い芸人のカズレーザーは「軍事大国という言葉より、平和主義を放棄という言葉のほうが大きい。経済規模が大きくなって軍事規模が大きくなり軍事大国化するのであれば、先進国はみんな平和主義ではないということ。これだけ話題になっただけでTIME誌の勝ちじゃないでしょうか」とコメント。

   谷原が「記事には岸田総理の言葉があまりなく、TIME誌の目線で書かれているようですが、首相サイドはチェックとかしなかったんでしょうか?」と問うと、風間は「働きかけはしたと思うが、最後はTIMEが総合判断してこういう写真と見出し、本文記事になったということでしょう」と話した。

   谷原は「世界からはこう見えると意識したほうがいい」とまとめた。

(バルバス)

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