すっかり熱冷めて 郵政民営化迷走4事業会社のトップ内定に続き、民営化後の経営計画も決まり、小泉政権の構造改革の目玉の郵政民営化は表面的には、07年10月のスタートに向け順調に進んでいるように見える。しかし、実際には、小泉政権の任期切れが近づき、政治の郵政改革熱が急速に冷める中、26万人を超える巨大組織は、旧郵政官僚や労組、全国特定郵便局長会(全特)などの利害が錯綜し、リーダーシップ不在で迷走する懸念さえ強まっている。 「郵政改革のモメンタム(機運)が薄れているなどということはいささかもない」。小泉純一郎首相とともに”二人三脚”で郵政民営化を推進してきた竹中平蔵総務・郵政民営化担当相は7月11日の4事業会社のトップ内定会見でこう語気を荒めた。 三菱東京からトップ派遣を拒否される
郵政4事業会社の行方はどうなるのか
郵政民営化では現在の日本郵政公社の事業を、持ち株会社、日本郵政の傘下で、手紙や小包を扱う郵便事業会社▽郵便窓口を運営する郵便局会社▽郵便貯金銀行(ゆうちょ銀行)▽簡易保険を引き継ぐ郵便保険会社(かんぽ生命保険)の4事業会社に再編する。このうち、銀行と生保は民営化後10年目の2017年までに国の関与を無くす完全民営化することが法律で決まっている。 ゆうちょ銀行は「焼け太り」 4会社のトップ内定の遅れは経営計画作りにも影響。本来なら、計画の実行を担う4氏が全く計画策定に関与しない異例の展開となり、結局、7月末に公表された計画は持ち株会社、日本郵政の西川社長の意向を強く反映した金融(ゆうちょ銀とかんぽ生保)重視路線だけが目立つバランスを欠く内容になった。 ads by Overture
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