中国で15億枚も発行されている「銀聯(ぎんれん)カード」を利用できる店が、日本国内で増えている。高額商品をバンバン買ってくれる中国人はお店にとっては「のどから手が出るほど欲しい客」。銀聯カードを取り扱い、中国人を取り込もうと、どこも必死だ。
国際観光振興機構(JNTO)によると、過去最高の94万2439人が07年に日本を訪れた。しかも、日本人よりはるかにいいお客さんなのである。
家電量販店の「ビックカメラ」では、「銀聯カードでの1回あたりの平均購入金額は、5万5000円以上」だそうで、店全体平均の1万円を大きく上回る。
人気の商品は、デジカメ、ゲーム関連、「I-pod」、国産時計だ。
紳士服専門店の「洋服の青山」では、東京、大阪、京都といった中国人が多く訪れる場所を中心に134店で取り扱っている(08年5月現在)。全705店舗のうちの2割にあたる。青山商事の広報担当者によると、「これだけ導入している企業は他にないのではないか」という。
同店で販売するスーツの売れ筋は3~4万円台だが、中国人客には「4~8万円台の高価格なものがよく売れている」。約7割の商品が中国製だが、「中国国内で販売されているスーツよりも、クオリティが高い」と、観光客やビジネスマンに好評のようだ。
日本国内で銀聯カードが使用できる店舗は、1万500店舗(3月末現在)。主に家電量販店、百貨店、空港免税店、ホテルだ。4月には西武百貨店と東武百貨店の一部店舗と、プリンスホテルでは29店舗で取り扱いを開始した。
(続く)
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