2024年 5月 5日 (日)

「銀聯カード」取り扱い急増中 「お金持ち」中国人観光客取り込み

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

07年度は40億円、08年度は100億円を突破する勢い

   銀聯カードの日本窓口である三井住友カードによると、07年度の決済金額は40億円と前年と比べて約5倍に増えた。経営企画部の担当者は、「08年度は100億円を突破する勢いだ」という。

   急増する背景には、政府が中国人観光客の受け入れを緩和したことがあるようだ。以前は4人以上の団体でないと観光ビザが発行されなかったが、3月からは2、3人の家族に「家族観光ビザ」が発行されるようになった。中国からの観光客増は今後も期待できそうだ。

   三井住友カードは、今後は高級ブランド店、中国で人気のゴルフやスキー用品を販売するスポーツ店、アウトレットモールなどに取り扱い店を拡大する考えだ。

   中国人観光客が銀聯カードをこぞって使うのにはわけがある。

   中国では国外に持ち出せる外貨が5000米ドル相当と決まっている。銀聯を使えば現金を上回る高額の商品でも買い物ができる。だから、特に富裕層の観光客には必需品なのだ。

   また、日本では「VISA(ビザ)」や「マスター」といった国際的なクレジットカードを使える店が多いが、中国では少ないという事情もある。三井住友カードによると、銀聯が使える店舗は74万店なのに対し、国際ブランドのカードは20万店だ。

1 2
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中