妻から夫への暴力「逆DV」 実際の被害者はかなり多い?

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   妻から夫への暴力を指す「逆DV」が、クローズアップされてきている。全国での相談例は、せいぜいDV全体の1%に過ぎないが、相談しにくいことからなかなか表面化しないらしい。本当はかなり多いのか。

「凶器を突きつける」「首をしめる」

   ネット上で検索すると、夫婦間の「逆DV」で悩むケースがいくつか見受けられる。

   Q&Aサイト「お悩み掲示板」では、カッとして夫を叩く妊娠7か月の妻の悩みが綴られていた。この妻は、ケンカになると物を投げるほど凄まじいといい、夫がアザ、傷だらけになるというのだ。ところがだ。

「泣きたいのは旦那のほうなのに‥全く私をせめないんです」

   暴力の翌日、傷だらけの夫を見て涙が止まらなくなるが、それでも自分を抑えられない。この妻は、元彼や親から暴力を受けたことがあり、友人から、そういう経験がある人は自分も暴力を振るいがちと警告されていたという。妊娠なのでイライラするのかと思いはするものの、病気なのかとも悩み、「旦那のことは本当に好きなんです。自分がわかりません(/_;)」。

   こうした逆DVは、徐々にではあるが、増加傾向にある。

   内閣府のまとめによると、2002年度に全国で146件、0.4%の相談だったのが、07年度には、442件、0.7%へとアップしている。内閣府独自の調査では、1、2度のケースも含めDVの被害を受けたと答えた男性は、男性全体で05年の17.4%から、08年には17.8%になった。

   東京都では、さらに突っ込んで、逆DVの具体的ケースまで初めて調べた。都男女平等参画室によると、08年7~9月に各相談窓口に寄せられた男性からのDV相談は、自らの暴力のケースが6割だったのに対し、妻からの暴力のケースが4割も占めた。そのうち、身体的暴力が7割余あり、「殴る」が最も多く、「凶器を突きつける」「首をしめる」と事件になりかねない回答もあった。精神的暴力は9割余であり、最多が「怒鳴る」「脅す」で、「携帯電話のチェック」「外出制限」などとの回答も挙げられている。

DV全体の1%、実際はもっと多い?

   逆DVのケースは、ほとんどの調査でせいぜいDV全体の1%に過ぎない。それ以外は、夫から妻への暴力だ。しかし、内閣府の08年の調査によると、「どこ(だれ)にも相談しなかった」は、女性が53.0%なのに対し、男性は77.2%もおり、実際の被害者の割合は、もっと多いようだ。

   交際相手から暴力を受ける「デートDV」の場合は、横浜市や神戸市が高校生や大学生に行ったアンケートで、男性の3割もが女性から暴力を振るわれたと答えている。これは、J-CASTニュース2008年5月7日に報じた

   なぜ、逆DVのケースが起こるのだろうか。

   離婚カウンセラーの岡野あつこさんは、逆DVについて書いた情報サイト「オールアバウト」の記事で、相談は少なからずあるとしたうえで、そこで見られる2つのパターンを指摘する。

   1つは、「妻自身にアルコール依存などの何らかの問題がある場合」だ。結婚などの環境変化でストレスがたまり、飲みすぎて自制できなくなり、暴力に走る。

   その一例が、産経新聞が09年3月29日付記事で報じた刺殺事件だろう。自宅で夫(45)を包丁で刺して殺したとされた元ホステスの女(38)は、大阪地裁で25日にあった公判で、酒を飲んだらわけが分からなくなって犯行に及んだと証言した。犯行時は、夫の仕事が長続きしないことなどをとがめていた。この女は、同棲していたときも、寝室で寝ないことに腹を立てて夫を刺しており、服役後に暴力が激しくなって、夫の耳が変形したほどだったという。

   岡野さんは、2つ目のパターンとして、「カップルの相性」を挙げる。

   それは、おとなしく尻に敷かれる羊か下僕のような夫と、オオカミのように攻撃的で女王様のような妻のケースだ。今で言う「草食男子」と「肉食女子」に多少似たケースかもしれない。妻がご機嫌ななめなのに、口数の少ない夫が黙っていると、それが気に入らなくてさらにキレるというのだ。

   最初に挙げた妊娠7か月の妻のケースは、もしかしたら、このカップルの相性だったのかもしれない。

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