「日の丸」裁断して切り貼り 民主党旗に使われた不思議

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   鹿児島での民主党決起集会で、日の丸の旗を切り貼りした党旗が掲げられたことが波紋を呼んでいる。支持者が不用意に作ってしまったというが、麻生首相が党首討論で取り上げる騒ぎにもなっている。どんな事情があったのか。

「主催者の不手際のため」と謝罪

問題を取り上げた自民党のサイト
問題を取り上げた自民党のサイト

   問題の民主党旗が掲げられたのは、鹿児島県内で2009年8月8日に開かれた衆院選新人候補の総決起集会だ。同党ホームページにも一時掲載された当時の写真を見ると、壇上に大きく掛かっており、国旗2枚の上と下を切って一部を重ね、日の丸の一部を白くして、民主党のマークに仕立てたようになっている。

   同党によると、マークは、上の赤丸部分が地上に昇る朝日、下が水面に映る朝日を指す。下の赤丸がゆがんでいるのは、まだ完全ではないという結党当時の思いが込められているからという。集会での党旗は、国旗を重ねたために下の赤丸がゆがんでいないが、布地にややシワが多いようにも見える。

   この問題は、麻生太郎首相が、17日の党首討論会で突然取り上げ、報道を通じてネット上で大きな話題になった。討論会で、麻生首相は、民主党側が国旗を切り刻んでつなぎ合わせたと指摘し、「私にはとても悲しく、これは許し難い行為」と非難した。さらに、布地にしわが多いのに怒った様子で、「わざわざシワシワにして並べてかけて。姑息だ」と言葉を荒げた。首相の支援者から報告を受け、投書も多く寄せられているという。

   これに対し、民主党の鳩山由紀夫代表は、「そんなことを、けしからんことをやった人間がいるとすれば、そのことに対して大変申し訳ない」とまず謝罪した。そして、民主党のマークそのものは神聖なものだとして、「マークをきちんと作られなければいけない話だった」とも述べた。

   集会を開いた民主党新人も18日、衆院選公示による出陣式で、「不適切で深くおわびする」と謝罪した。「国旗の尊厳をおとしめる意図は全くなく、主催者の不手際のため」としている。また、同党の岡田克也幹事長は、新人に口頭で厳重注意した。新人の事務所には、抗議などが60件ほど寄せられているという。

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