首都圏の放射線量高いまま推移

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   文部科学省のまとめによれば、首都圏のうち、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、神奈川の1都6県では2011年3月21日以降、平常値をやや上回る大気中の放射線量が観測され続けている。

   広い範囲で降り続いた雨によって、放射性物質が降下した影響と見られている。各都県はともに、健康へ影響を与えるレベルではないとしている。

ヨウ素やセシウム数百倍検出

   1都6県で21日9時~22日9時に採取された雨やちりからは、1平方メートル当たり340~8万5000ベクレルほどの放射性ヨウ素、72~1万2000ベクレルほどの放射性セシウムが検出された。19日9時~20日9時のヨウ素1平方メートル当たり38~540ベクレル、セシウム3.8~48ベクレルに比べると数十から数百倍増えていることが分かる。

   東京都新宿区内では、1平方メートル当たり3万2300ベクレルの放射性ヨウ素、5300ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、調査をしている東京都健康安全研究センターは、

「大気中に拡散している放射性物質が雨と一緒に地上に落下したためとみられる値の上昇が観測されましたが、健康への影響はありません」

と説明している。

   また、各地で21日に採取された水道水からは、1キロ当たり0.58~58ベクレルほどの放射性ヨウ素、0.22~18ベクレルほどの放射性セシウムが検出された。いずれも、原子力安全委員会の定めている放射性ヨウ素で1キロ当たり300ベクレル、放射性セシウムで200ベクレルという飲食物摂取制限に関する基準は超えていない。埼玉県さいたま市、千葉県市原市、神奈川県茅ヶ崎市の水道水からはセシウムは検出されなかった。

   雨の影響を心配する声も多かったが、茨城県は21日、放射線は微量に過ぎないとしたうえで、「仮に1日24時間雨の中に立ち続けたとしても心配しなければならないレベルではない」と呼びかけていた。

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