「雲隠れ」東電清水社長が入院 それでも「続投」のあきれた人事

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   津波で爆発事故を起こした福島第1原子力発電所を管理する東京電力のトップであるはずの清水正孝社長(66)が「雲隠れ」しているとして、批判が広がっている。

   東電は、2011年3月30日、清水社長が入院したことを唐突に発表、勝俣恒久会長(71)が陣頭指揮をとることになった。清水社長は以前も約1週間にわたって、過労で対策本部を離れている。健康状態に不安を抱えているにもかかわらず、勝俣会長は清水社長の進退について、「続投」の方針を繰り返した。

清水社長を出来るだけ早く復帰させる意向

福島第1原発の事故について謝罪する東京電力の勝俣恒久会長(中央)。左は藤本孝副社長、右は武藤栄副社長
福島第1原発の事故について謝罪する東京電力の勝俣恒久会長(中央)。左は藤本孝副社長、右は武藤栄副社長

   清水社長が最後に記者会見などの公の場に姿を見せたのは、福島第1原発事故が発生して2日後の3月13日。政府と東電は3月15日に合同の「対策本部」を立ちあげ、清水社長は陣頭指揮をとっていることになっていたが、実際には翌16日から約1週間にわたって、過労で対策本部を離れ、東京・内幸町の本社内で休養していた。この事実は、3月27日になって明らかにされた。この間、職務は副社長が代行していた。

   経営トップが表に出てこないことについては疑問の声も多く、例えば米紙ワシントン・ポストは3月29日の紙面で、「経営者が雲隠れ」の見出しを掲げて批判した。

   そんな中、東電は清水社長が3月29日夜に「高血圧と目まい」で入院したと発表。代わりに陣頭指揮をとることになった勝俣会長ら幹部7人が午後、記者会見に臨んだ。

   勝俣会長は、清水社長について

「私自身としては、そんなにかからないで戻って指揮をとると考えている」

と、出来るだけ早く復帰させる意向を明らかにした上で、進退についても、

「社長からの辞意は出ていない。取締役会でも、そういう議論はない」

と辞任を否定した。

   社長が不在になっていることに対するガバナンス上の問題を指摘する声も相次いだ。例えば、週刊誌「アエラ」の大鹿靖明記者は、

「16日に社長の清水さんが倒れた時点で、対策本部長を代わるという考えはなかったのか。今回入院するまでの間、東電のトップが不在だというのは非常に異常な状態。なぜあなたは、その時(16日の時点で)、代わって指揮をとることをしなかったのか」

と激高。

   フリージャーナリストの上杉隆氏も、従来の「元気にやっている」という説明が急転して入院が発表されたことに対して「計画入院なのでは」と指摘した。

福島第1原発の1~4号機については廃止

   勝俣会長は

「基本的には、清水は社内にいた。そうしたことも踏まえて、私も常時、統合本部の席にいて、発電所、東京都、官邸などとのやり取りにかかわっていた」
「清水は、昼間は統合本部の会議にずっと出ている。私自身も、急に体調が悪くなったと聞いてびっくりしている。これまでの心労、過労がたまって、医師の診断を仰いだ。本当に(29日の)昼間は(会議に)出ていた」

とし、「問題なし」との主張を繰り返した。

   さらに、

「オペレーションのまずさから来る『人災』だという指摘がある」

という指摘に対しては、

「私としては、まずさというものは感じられなかった。電気が通じないというなかで、色々な作業が予定よりも長くかかった。これまではボタンひとつで動いていたものが、手動でやらざるをえなくなった。その結果、意図せざる遅れがあった」

と反論。

「1号が爆発した時点で2~4号に海水注入を決断していれば、相次ぐ爆発は妨げられたのでは」

との追及に対しても、

「そういうお考えもありましょうけど、私どもとしては、運用にはベストを尽くした」

と正当化した。

   なお、勝俣会長は会見の中で、同原発の1~4号機については「状況を客観的に見ると、廃止せざるを得ないと考えている」と明言。だが、5~6号機については

「基本的な機能は維持していると考えている。だが、大変な社会的心配・ご迷惑をおかけしている中で、どう対応するかは国と地域のご意見をうかがいながら考えること」

と方針を明言しなかった。

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