津波地帯に仮設校舎NO! 大槌町の構想見直しへ

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   津波で壊滅的被害を受けた岩手県大槌町で、施設が使えなくなった5小中学校がいっしょに利用する仮設校舎の建設が宙に浮いている。

   仮設校舎は大槌、大槌北、安渡、赤浜の4小学校と大槌中の児童・生徒約740人が利用する予定。現在、子どもたちはスクールバスで山間の吉里吉里小や、隣の山田町の県立陸中海岸青少年の家に通って授業を受けている。

   町教委は、ほかに適当な用地がないことから、大槌北小校グラウンドに統合仮設校舎を建てることにし、5月19日、工事が始まった。しかし、大槌北小は震災時の津波で校舎の1階天井まで浸水していることから、「子どもたちの安全が確保できない」と、同日の議会説明会や24日開いたPTA説明会では反対意見が相次いだ。

   このため、町教委は、いったん工事を中止、新たな候補地を模索することになった。それでも適当な用地が確保できない場合は、避難路の整備など具体案を提示して大槌北小での建設を再提案することになる。仮設校舎の建設は当初予定よりかなり遅れることになりそうで、子どもたちはしばらく不便な遠距離通学を強いられることになる。

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