2024年 3月 29日 (金)

大阪市職員中途採用に440倍応募 「橋下公約」の「2割削減」怖くない?

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   大阪市が社会人経験者を対象とする中途採用を初めて募集したところ、採用予定者(5人程度)の440倍にあたる約2200人が応募した。

   高い人気を誇る橋下徹・大阪府知事が、2011年11月の大阪市長選へ立候補し、知事選とのダブル選になることが確実視される中、橋下氏の市長当選を想定し、「一緒に働きたい」という人が殺到したのだろうか。それとも景気が厳しい中、「安定している公務員」へ人気が高まったからなのだろうか。

橋下人気?景気の影響?

どうなる大阪市長選
どうなる大阪市長選

   常勤の正規行政職員の中途採用試験は、8月末に締め切られた。9月25日に実施される。応募した全員が受験するかどうかは不明だが、大阪市任用課では、「ここまで応募が多いとは予想していなかった」と驚いている。

   応募資格は、「民間企業で5年以上の勤務経験」。定年直前の59歳までが対象だ。2200人の内訳は、詳しい分析はまだだが、「30代と40代」、「契約・派遣社員」の人が多いようだ。大阪府内だけでなく、近畿圏からの応募が目立つ。男性が約3分の2を占めている。

   大阪市のある関係職員は、応募が多かったことについて、「景気の状況を受けたものかもしれないし、(橋下知事をめぐる報道などで)大阪市への注目が高まっている、ということを反映している部分もあるかもしれません」と話した。大卒事務の採用試験の競争率は、例年15倍前後という。

   「橋下市長」の誕生を予想し、「橋下氏と一緒に働きたい」という人もいるのではないか、との見立てについては、「それはどうでしょうか。何とも言えません」と答えるにとどまった。

   一方、大阪府の「大阪版労働力調査」(2011年6月分)によると、府の完全失業率は5.0%で、全国(4.7%)よりやや高い。また、就業者に占める非正規労働者の割合も45%と全国(34%)を上回っている。「安定した公務員」の人気が高まっても不思議ではない。

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