自転車で死亡事故起こし実刑判決 「守られない交通ルール」のツケ

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   死亡事故を誘発したとして、自転車の運転者に禁錮2年の実刑判決が出され、改めて自転車の無謀運転がクローズアップされている。ますます自転車のルール違反が厳しく見られていくのか。

   「へーこんなことあるんだな」「車側が100%負けると思ってたんだが」

   重過失致死罪による実刑判決が2011年11月28日に大阪地裁で出たことが報じられると、ネット上では、こんな驚きの声が上がった。

被告は釈然とせず、「俺が悪いんですか」

   大阪市浪速区で5月12日朝に起きた事故では、歩行者の男性2人をはねて死亡させたタンクローリーの運転手と、タンクローリー前に急な車線変更をしたワゴン車の男性が、自動車運転過失傷害などの疑いで逮捕された。ところが、当時自転車に乗っていた大阪市西成区の無職男性被告(60)だけが、信号機や横断歩道もない5車線国道を横断して事故を誘発したとして、厳罰を下されたからだ。

   判決によると、自転車の男性被告がワゴン車の直前を横断しようとして、ワゴン車が左ハンドルを切り、タンクローリーもよけようと歩道に突っ込み、男性2人をはねた。真鍋秀永裁判官は、被告について「安易かつ身勝手」「刑事責任は相当重い」と断罪した。弁護側は「事故の予見は不可能」と無罪を主張していたが、「交通量が多く、予見できた」と退けた。

   フジテレビ系ニュースによると、被告は判決に釈然とせず、「俺が悪いんですか。向こうは車で殺したんですよ」と不満を訴えたという。車と自転車なら、どんな事故でも車が悪いと思っていたらしい。

   この事故では、タンクローリーの運転手とワゴン車の男性は、その後に処分保留で釈放され、嫌疑不十分で不起訴処分になっている。

   最近は、自転車利用者が増えて事故も多発し、ブレーキのないピストバイクの問題もクローズアップされるようになった。警察も自転車の取り締まりを強化する方針を示している。

「これが本来あるべき姿」厳罰支持多く

   こうした状況から、ネット上では、判決内容について「見せしめ的な要素を多分に含んでるな」との指摘が出る一方、「これが本来あるべき姿」「自転車は今までフリーダム過ぎた」と厳罰を支持する声が相次いだ。

   今後、自転車が起こす事故について、実刑を含めた厳罰化が加速するのか。

   NPO法人「自転車活用推進研究会」理事長の小林成基さんは、自転車の基本的なルールは変わっておらず、やっとルールの大切さに気づいたと指摘する。

「これまでも自転車運転者の実刑判決はありましたが、無関心なだけだったということです。それが震災以降、自転車を通勤・通学に使う人などが増えてクローズアップされたわけです。自転車が悪いわけではなく、勘違いして乗っている人が増えたということです」

   背景には、警察が取り締まりをしてこなかったことがあるという。

「自転車で歩道を走ったり傘をさしたりするのはルール違反ですが、ルールをマナーと言ってごまかしてきました。お巡りさんさえ歩道を走っている状況ですから、違反にも注意しかしません。大阪の事故現場は、警察署も見えるところなのに、毎日のように自転車がどんどん横断していたんですよ。一度も取り締まりをせず、ルール違反がまかり通っていたツケが出てしまいました。それで2人も亡くなったわけですから、実刑が出ても不思議ではありません」

   小林さんは、そもそも取り締まりが難しい道交法も問題だとする。

「無灯火で罰金が5万円以下というのでは、高額すぎてだれも取り締まりできません。欧米レベルなら、せいぜい2000~3000円ですよ。反則金制度もなく、交通ルールが複雑怪奇で教えられるものではありません。守れない法律を作るのが悪いんです。国会議員がさぼっていて、おかしな法律を改正してきませんでした。関心の出た今こそ、シンプルでだれもが守れるルールに変えるべきだと思いますよ」
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