大阪市の橋下徹市長は2012年5月28日、市の条例に基づいて11年12月の就任時の資産を公開した。大阪市豊中市の自宅マンション、貯金、金銭信託など総額は約5365万円で、自らが代表を務めている法律事務所への貸付金が約1102万円あった。借入金はなかった。条例では、普通預金や親族名義の資産は公開対象外だが、橋下市長は
「親族のものも、自分自身の普通預金も、すべて出さないといけないと思っている」
と公開対象を広げるべきだとの考えを強調した。ただし、
「『任意で出せ』と言われるかもしれないが、今はちょっと勘弁してほしい」
と、ルール化されていない段階での開示には否定的だった。