長谷川洋三の産業ウォッチ
ホンダ社長の中国ビジネス論:現地化こそが不買運動を乗り越える唯一の方法

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「中国でビジネスを成功させるには現地に溶け込むほかない。現地化の推進こそが日本製品の不買運動を乗り越える唯一の方法だ。政府が何と言おうと大事なことは消費者の信頼を得ることができるかどうかだ」

   ホンダの伊東孝紳社長は2012年11月19日、第33回本田賞授与式の後のレセプションで中国の不買運動に対する対応策を尋ねた私にこう強調した。中国に吹き荒れる反日の嵐は中国ビジネスで売り上げを伸ばしてきた日本の自動車メーカーを直撃、ホンダの場合も下期の売り上げに影響を与えているが、改めて「現地化」の必要性を説く。ホンダなどにとっては北米市場の回復は朗報だが、中国市場についても粘り強く落ち込み回避に全力を挙げる方針だ。

   ホンダは2013年度に主力の「フィット」の全面刷新や「アコード」の新モデルを発売する方針で、ハイブリッド車(HV)もシステムを刷新して主力モデルに位置づけている。今年の本田賞には拡散MRI技術を科学的に確立したフランスのデニ・ルビアン博士に授与し技術のホンダとしてエコテクノロジー発展の応援団役を誇示した。中国戦略も長期的視点で取り組む。

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