原発事故で帰国したNHK職員が「不当解雇だ」と訴え

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   NHKに20年以上アナウンサーや翻訳業などの仕事で勤務していたフランス国籍のエマニュエル・ボダンさん(55)が、NHKから解雇されたのは不当だとして、2013年1月15日に東京地裁に訴えを起こし、同日に外国特派員協会で梓沢和幸弁護士とともに記者会見した。

   記者会見によれば、エマニュエルさんは11年3月11日に福島第一原子力発電所事故が発生したことで、フランス政府からの避難勧告に従い、3月15日に帰国した。NHKの上司には帰国の旨を伝えていたにも関わらず、3月22日付けで解雇されたという。この解雇が不当だとして、エマニュエルさんは、職員としての復帰と未払い賃金など約1570万円の支払いを求める訴えを起こした。

   エマニュエルさんとNHKは1年ごとに更新する業務委託契約を結んでいた。梓沢弁護士は、今回の裁判の争点はエマニュエルさんが上司に承認を受けた上での帰国だったのかどうか、そして20年以上も勤務していたとするならば、「労働契約」に相当すると考えられるため、「解雇権の乱用は通らない」などと説明した。

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