2024年 4月 16日 (火)

「橋下氏は言葉の暴力ふるっている」と批判 桜宮高校の「応援団」結成

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   バスケットボール部の主将が体罰で自殺した大阪市立桜宮高校の改革を支援する目的で、「桜宮高校から体罰をなくし、文武に花咲く桜宮高校を再構築する会(通称:桜宮応援団)」が2013年1月27日に結成された。

   この問題に対する橋下徹大阪市長の対応に異議を唱えるもので、桜宮高校を当事者の手で改革していこうという目的らしい。

「橋下市長の教育現場への介入は違法」

   「桜宮応援団」の発起人の1人である伊賀興一弁護士に話を聞いたところ、結成のきっかけは、橋下市長が13年1月17日、「体育系2科の入試を中止しなければ、関連予算を支出しない」と表明したことだった。これは市長による違法な教育現場への介入だとして、弁護士有志で大阪市教育委員会に申し入れを行った。

   これに対し市教委は橋下市長の言うことはとりあえず置いて、桜宮高校から体罰をなくし、文武両道の学校に改革していくと答えたため、一緒になって改革に取り組もうということで団体を結成したとのことだ。

   27日に行われた集会では、50人程度の規模の会場に、保護者や卒業生ら約170人もの人が集まった。

   主な意見として、(1)体罰のない桜宮高校をみんなで作ろうという呼びかけ(2)当事者である教職員、生徒、保護者が意見できる場所が今までなかったという批判(3)授業内容のカリキュラムを受験生や保護者に向けて明らかにするよう学校に要請しようという提案(4)橋下市長が生徒や保護者も体罰の共犯者、加害者であるような言葉の暴力をふるっており、桜宮高校の生徒が不当なバッシングを受けたり、自転車を壊されたりという二次被害が出ている。市教委は生徒の心のケアを行うべきという意見(5)橋下市長が提案する教職員総入れ替えは、桜宮高校改革の障害にしかならない。問題のあった教員もそうでない教員も参加する会議を行い、その中で教員が責任を取っていく形にしようという提案があったという。

   今後の活動予定は、市教委や学校に要請すべき点をまとめ、申し入れをしていくと話していた。

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