「若者が~ってのは口だけなんですか?」 10代の「生追及」に政治家はタジタジ

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「原発の既得権益って、やっぱりあるんですか?」
「なんで政治家はナショナリズムをあおるんですか?」

   若者から飛ぶストレートな問いに、政治家たちが思わずうなる。2013年7月3日に都内で催された、10代の若者たちと現職国会議員による討論イベントの一コマだ。

「具体策は?」「個人の考えは?」とツッコミ

学生からの質問に答える参加者たち。右から2番目が自民・鈴木衆院議員、右端が民主・細野幹事長(7月3日、都内で)
学生からの質問に答える参加者たち。右から2番目が自民・鈴木衆院議員、右端が民主・細野幹事長(7月3日、都内で)

   イベントは高校生・大学生などからなる団体「Teens Opinion」が企画したもので、政治家側からは自民・鈴木馨祐衆院議員、民主・細野豪志幹事長、維新・小熊慎司衆院議員、公明・谷合正明参院議員、共産・田村智子参院議員の5人が参加した。一方の若者側からはTeens Opinion代表の吉田拓巳さんら6人が登壇し、原発、外交、経済といったテーマで意見を戦わせた。

   「自分も10代のうちにこんなイベントをやってみたかった」と相好を崩した細野幹事長始め、そろって若者たちに「デレデレ」だった議員軍団だったが、対する10代チームはなかなかクールだ。無難な答えや建前論で政治家たちが煙に巻こうとすると、

「ハイレベルすぎてよくわからないので、もっと噛み砕いて話してください」
「党ではなくて、皆さん個人の考えではどうなんですか?」
「具体策はあるんですか?」

とたちまち鋭いツッコミが。トドメには、

「若者の政治参加は大事、って政治家の皆さん言いますけど、肝心の公約やマニフェストは高齢者向けのものばかり。結局、若者が~ってのは口だけなんですか?」

ときつい一撃が飛び出し、これには政治家先生も返す言葉がなかった。

「国民あおるような候補は落としていい」

   また外交面では「泥沼」気味の竹島・尖閣問題などについて、10代組から厳しい追及が。特に一部の政治家にナショナリズムをあおるような言動が見られ、それが中韓との関係悪化に繋がっているのではと指摘されると、自民の鈴木議員も「(政治家が)『けしからん』と頭に血が上ったり、あるいは国内で支持率を取るために(国民を)あおるとか、絶対やっちゃいけないと思うんです。そういう人は、私は落としていただいて良いと思います」とうなずかざるを得なかった。

   若者の「成熟ぶり」に政治家たちは大いに意を強くした様子で、細野幹事長は、

「(日中・日韓関係は)難しい問題ではあるけれど、こうした世代が根っこの部分でつながってくれると、外交も変わってくるかなという感じがしますね」

と満足げ。もっとも、政治家側からなかなか踏み込んだ発言が聞かれなかったことに、10代側からの参加者からは、「皆さんも立場があるから……」。

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