2024年 3月 29日 (金)

楽天・三木谷社長、サイバー藤田社長…  IT社長なぜか参院選にのめり込む

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   楽天の三木谷浩史社長やサイバーエージェントの藤田晋社長ら、IT企業のトップが参院選にのめり込んでいる。

   2013年7月21日に投票日が迫る参院選から「ネット選挙」が解禁。それもあって、政治とIT企業の「距離」がグンと縮んでいるのは間違いないのだろうが、手紙のやり取りや選挙カーに乗っての応援演説などと、力が入っている。

サイバー藤田社長、初の選挙応援

IT企業のトップが参院選にのめり込んでいる。(写真は、サイバーエージェント・藤田晋社長のブログより)
IT企業のトップが参院選にのめり込んでいる。(写真は、サイバーエージェント・藤田晋社長のブログより)

   「ネット選挙」の解禁で、多くの政治家が有権者との「接点」を、インターネットを通じてつくっている今回の参院選。「ネット選挙」の実現を、いわば「黒子」として支援したIT企業の社長たちが、リアルな世界の街頭演説や選挙カーによる遊説に汗を流している。

   7月7日、楽天の三木谷社長とサイバーエージェントの藤田晋社長は、JR渋谷駅前で参院選東京選挙区に民主党から立候補している鈴木寛氏(49)の街頭演説に参加した。

   東京は激戦区。三木谷社長は、アベノミクスの「3本の矢」の成長戦略を練る産業競争力会議のメンバーでもある。自民党支持の印象が強いが、「鈴木さんは、われわれがプロ野球に参入したときも力になっていただいた。これからの規制改革で、党派を超えて、われわれの味方として力を発揮してくれると思う」と、肩入れする。

   一方、サイバーエージェントの藤田社長はこの日が初めての選挙応援だった。「鈴木氏とは政策の考え方が一致している。新経連(新経済連盟)をあげて応援する。選挙に行ってほしい」と訴えた。

   藤田社長は自身のブログで、「マイクを渡され、渋谷の街頭で気持ちよく声を張り上げました」と、感想を漏らしている。

   ただ、「民主党の支持ではない」ことも記し、「今回の選挙は自民党に単独過半数を取るくらい大勝してほしいと願っています。もう決められない政治とは決別して強いリーダーシップを発揮してほしい」と、自民党に期待しているという。

   それもあってか、自民党比例区から立候補しているワタミの渡邉美樹前会長にも手紙を送っている。

   渡邉氏は7月10日にブログを更新し、藤田社長からの手紙を、御礼を添えて披露。そこには、「経営者をやっていると、自分中心的に言えば政治家になるメリットは全然理解できません。全く儲からないし、メディアから叩かれるし、街では見知らぬ人から罵声を浴びることもあるし。でも、震災の時、政治のリーダーシップのなさを目の当たりにして、日本の経営者も、その経営力やリーダーシップを政治に活かして社会に貢献すべきだ、と、考えるようになりました」と、渡邉氏を激励している。

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