NTSBは「主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」
事故調査を進めてきたNTSBは7月15日までに事故現場での調査を終了。今後はワシントンで分析作業を進める方針だ。ハースマン委員長は、これに先立つ7月12日の会見で、フライトレコーダーを解析した結果として
「オートスロットルや主要な自動操縦機器に不具合の兆候はなかった」
と話しているが、操縦士は聞き取り調査に対して「オートスロットルが設定通り動いていなかった」と、NTSBの見解と矛盾する証言をしている。事故原因は「機体不具合説」と「操縦ミス説」の2つからしぼりきれていないのが現状だ。