フジに「放送倫理上問題」 大津いじめ事件加害生徒名流出で

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   BPO=放送倫理・番組向上機構委員会は2013年8月9日、大津市でいじめを受けた中学生が自殺した問題を巡るフジテレビのニュース報道で加害側生徒の実名が流出した問題について、「放送倫理上問題がある」という見解を示した。

   加害側生徒とその母親による、プライバシーを侵害されたなどとする申し立てを受けたものだ。

   フジテレビは12年7月中旬、夕方のニュース番組「スーパーニュース」内で、自殺した中学生の両親が起こした損害賠償訴訟の書面とされる映像を放送した。

   書面には加害者として遺族から裁判を起こされた少年の名前が掲載されていた。放送時間は2秒弱と短かく、通常の視聴では名前は判別できないものの、静止画にすれば読み取り可能な状態だった。そのため、加害少年の実名がインターネット上に拡散した。

   これについて、BPOの放送人権委員会は「少年の名前はテレビを普通に見ているだけでは読み取れないが、録画された静止画像では判読できた」と指摘。その上で「インターネットを巡る状況などを考慮すると、映像を加工せずに放送したことは人権への適切な配慮を欠き、放送倫理上問題があった」という見解を示した。

   フジテレビは「決定を真摯(しんし)に受け止め、再発防止に努めます」とコメントしている。

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