乳がん患者会「あけぼの会」35周年 慰めあうだけでなく社会貢献も果たす

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   乳がん患者会「あけぼの会」(ワット隆子会長)の創立35周年記念大会が2013年10月26日、東京・有楽町の朝日ホールで催された。あけぼの会は日本最大の乳がん患者会だ。会員は4000人を超え、ほとんどの道府県に40支部がある。

毎日新聞への投稿がきっかけ

   会は1978年10月に発足した。きっかけはその年の5月、ワットさんが毎日新聞の「編集者への手紙」という欄に「乳ガン体験者の集いを」と投稿した記事だ。それによると、ワットさんは乳がんを苦に心中と自殺をした東京の2人の事件で衝撃を受けた。ワットさん自身、前年に乳がん手術を受けていたからだ。

   英国人の妻であり、米国でも暮らしたワットさんは米国にある患者会を知っており、名古屋の病院の患者会ものぞいてみた。それを踏まえ「関東にも患者会を作り、患者同士が支え会おう」と呼びかけ、連絡を取り合った少人数でスタートした。それが年々、会員が増え、全国組織になった。

   大会では「ワット台風」と呼ばれ、強引に会を引っ張ってきたワットさんのあいさつが感動的だった。会のモットーは「誇り高く美しく」。患者会は慰め合うだけでなく、患者に役立つ会、社会貢献する会でなければいけない。ワットさんの思いがさまざまな企画を生んだ。乳がん検診の訴え、子どもにかけがえのない母だから、乳がんに気をつけようとの「母の日キャンペーン」、10月の乳がん月間や企業を巻き込んだピンクリボン運動、海外の患者会との連携活動などだ。

   あけぼの会の活動のエッセンスである「三つの祈り」も紹介された。「乳がんで今闘っているあなたに愛と勇気を送るため」「乳がんで亡くなったあなたを忘れないため」「乳がんの早期発見が大事であることをあなたに知ってもらうために」。

   続いての、県立静岡がんセンターの山口建・総長の講演「乳がんの患者さんから学んだこと」も感銘を与えた。患者さんたちの思いを受け止め、同センターでは大規模なホスピスを作り、よろず相談、遺族ケアを始めた。それらが全国に広がりつつあるという。35年の活動が大きく育ったことを感じさせた。

(医療ジャーナリスト・田辺功)

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