2024年 4月 19日 (金)

氷川きよしが2年連続8回目の「日本有線大賞」受賞 ファンの努力は認めるが「やりすぎじゃないのか?」の声も

   「第46回日本有線大賞」の発表が2013年12月11日に行われ、今年最も愛された一曲として「満天の瞳」が選ばれ演歌歌手の氷川きよしさん(36)が2年連続で大賞に輝いた。

   「日本有線大賞」といえばリクエストの集計から決定されるため、他の音楽賞より選考基準がわかりやすく歴史と権威を備えている賞の一つとして知られるが、氷川さんに関しては03年から今年まで大賞受賞は8回目ということもあって、「やりすぎじゃないのか」「曲を聞いても時代背景がわからない」などといった意見が出ている。

「一生出たい。また出たか!と言われるくらい」

「2ちゃんねる」でも「また氷川か?」と話題に
「2ちゃんねる」でも「また氷川か?」と話題に

   「第46回日本有線大賞」は、この日の午後7時からTBSテレビ系で生放送された。番組司会の沢村一樹(46) さんが氷川さんに対し、今年で14年連続の出場となり合計で33もの賞を受賞するなど今や有線大賞の顔になっている、などと問いかけると、氷川さんは、

「お一人お一人にリクエストして頂けた結果です。一生出させてもらいたいですね。また出たか!と言われるくらい」

などと笑顔で答えていた。

   この有線大賞は全国有線音楽放送協会に加盟している有線放送各社に寄せられたリクエストデータから候補者を絞り大賞を決定する。リクエストは有線放送端末を設置している契約者や、端末を置いている飲食店などに来た客が店を通じて行う仕組みだ。音楽配信会社のキャンシステムが取りまとめていて、聞きたい曲があれば電話で申し込むことになり電話の通話料が必要だが、リクエスト自体に料金は発生しない。今年は最もリクエストが多かった中から「有線音楽優秀賞」としてアイドルグループ「AKB48」や、きゃりーぱみゅぱみゅさん、JUJUさん、西野カナさんなど8組が選ばれ、氷川さんが2年連続8回目の大賞に輝いた。

   この有線大賞は、審査員の審議で最終決定するが、リクエスト数の多さがそのまま賞に結び付くことで知られていて、氷川さんの曲「満天の瞳」は13年8月に発売されてからキャンシステムが発表している週間リクエストランキングではほぼ1位で推移し、圧倒的な人気になっている、事前予想でも氷川さんが大賞になるだろうと囁かれていた。

氷川ファンにとって「有線大賞」は特別な存在

   氷川さんの大賞が発表されると、ネット上の氷川さんを応援する複数の掲示板には、

「何時も何時もリクエストしてくださいました皆さん、本当に、本当に有難う御座いました」
「ありがとうございました。お陰様できよし君の喜ぶ顔が見ることができました」
「リクエストしてくださったみなさま一年間ありがとうございました」

などといった書き込みが溢れた。氷川さんのファンクラブ関係者に話を聞いてみると、氷川さんのファンにとって「有線大賞」は特別な存在で、全国のファン一人一人がリクエストをして応援しているのだという。また、リクエストは一人一回などの制限はないので、一日に何度もリクエストを繰り返す人もいるという。

   氷川さんが大賞に輝いたこの日、ファンの歓喜がネットのあちらこちらで見られたが、氷川さんは嫌いじゃないけれども「また氷川か!?」「俺、この曲知らねーぞ」などといった声が挙がったのも事実だ。ヒット曲は時代を映す鏡だと言われているはずだが、これでは毎年氷川の時代のようだ、などとし、

「氷川きよしサイコー!日本の芸能界はきよしとその友達で構成されてる」
「なぜAKBは有線大賞が取れないのだろうか」
「やっぱり氷川きよしだったな。11年間で8回目だぞ。氷川きよし賞に改名したほうがいいな」

などといった意見もネットの掲示板やブログに出ていた。

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