病んだソニー、「不満、鬱憤、怒りが渦巻き、それがツイッターに」 中傷受けたOB辻野氏が現状を分析

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   仕事帰りの居酒屋などで勤めている会社の陰口をたたいたり、取引先の悪口をいうのは、ビジネスマンのいわば「はけ口」、密かな楽しみの一つともいえる。ただ、それが元の勤務先となるといささか複雑だ。

   家電大手のソニーOBでグーグル日本法人の社長も務めた辻野晃一郎氏を、「ウォークマンを潰した張本人」などと匿名で批判していた@tks900というアカウントが、同じソニーに勤務していた元事業部長氏だったことが分かり、ネットで話題になっている。

日本人の陰口好き、「企業文化といってもよいくらい」

ソニーOBの辻野氏は、その行く末を案じている?(画像は、辻野晃一郎氏のツイッター)
ソニーOBの辻野氏は、その行く末を案じている?(画像は、辻野晃一郎氏のツイッター)

   辻野氏は、ツイッターでやり取りをしていた@tks900のアカウントをもつ人物を、ソニーの元事業部長氏と特定。元事業部長氏の氏名をツイッターでさらしてしまった。

   これに驚いたのか、それまで辻野氏を「逃げた」などと中傷していた元事業部長氏も一転、弱気になり、「辻野さん、言い過ぎました。申し訳ありません」と謝罪して、氏名や職業などのプライバシー情報を削除してほしいと書き込んだ。

   しかし、辻野氏は「ご自分の信念に基づいた発言と行動であれば削除も謝罪もまったく必要ありません」と取り合わず、氏名も削除しなかった。

   そもそも、辻野氏はツイッターに「匿名性はない」と考えている。元事業部長氏との件を、自ら記事に書いた2014年2月26日付の現代ビジネスでは、「実名を言わない匿名者は最初から逃げている」と批判している。

「日本人は、陰で、あるいは当人のいないところで相手を誹謗中傷するのが本当に好きな人種だと思う。これはもう、日本の企業文化といってもよいくらいではないだろうか」

   上司に直接言わない、言ったことを守らない。しかし陰では持論や自身の正当性を主張する。ソニーに限らず、そんなビジネスマンが多いのは事実なのかもしれない。

   ただ、辻野氏はソニーの社員らに同情も寄せる。ソニーの経営状態はお世辞にも「よい」とはいえない。振り返れば、同社のリストラはハワード・ストリンガー時代から続いていて、「慢性的リストラ文化」(辻野氏)のようだ。

   ソニーの凋落ぶりに、「今のソニーの上層部や過去のソニーの上層部全般に対するやり場のない不満や鬱憤、怒りなどが現場の至るところに渦巻いていて、そういうものが、こういう形(ツイッタ―など)で出てきてしまっているのではないだろうか」と、分析している。

リストラされた者の「輪廻」が陰口を言わせる?

   ソニーは、とうとう「VAIO」ブランドのパソコン事業も手放してしまうことになった。経営コンサルタントの大関暁夫氏は、「ソニーはリストラの繰り返しで、風通しの悪い会社になった」という。

   会社を辞めた人が、自分がいた会社の悪口を言うのは辞める間際の会社の対応に問題があったことが多い。たとえば、リストラでいえば辞めさせられる理由がはっきりしないといった場合だ。反論する場を与えてもらえないという不満もある。

   ソニーのような会社を辞めて、陰口をたたく社員がいるのはなぜなのだろう――。

「ソニーの場合、長引くリストラで多くの社員が辞めていきました。ただ、辞めることに納得していないんです。そうなると後々尾を引きます。
   たとえばPC事業が売却されると、またリストラされる人が出てきます。同情を寄せて、自分が切られたときを思い出してしまう。いわば、リストラされた者の輪廻ですね」
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