BPOがドラマ「明日、ママがいない」を審理対象にせず

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   日本テレビ系列で放送されたドラマ「明日、ママがいない」の内容について、放送倫理・番組向上機構(BPO)は審理対象としないことを2014年5月21日に決めた。これは赤ちゃんポスト「こうのとりのゆりかご」を運営する熊本市の慈恵病院が審理を申し立てたもので、ドラマの主人公を「ポスト」というあだ名で呼んだり、児童養護施設の施設長が子供たちをイヌ扱いするような場面があると指摘し社会問題化した。

   BPOは14年5月22日に審理対象としない理由を公式ホームページで発表した。それによれば①番組の問題部分が児童養護施設入所中の子ども、里子や施設職員の名誉を侵害するという点について、個別具体的な子どもや里子、施設職員個人の特定がなされていないため個別具体的な名誉侵害の有無を判断することができない。

   ②児童養護施設の子どもが学校等で非人格的なあだ名等で呼称され、からかわれるという点についても、個別具体的な子どもが特定できないし、著しい不利益の内容も明らかでないため、取り扱うべき事案であるか否かを判断することができない。

   ③申立を行った病院は、病院の名誉やその他の権利侵害等を主張するために申し立てを行ったのではなく、あくまで児童養護施設入所中の子ども等の名誉等を問題とする、と説明している。しかし、申し立てを行うことができるのは「その放送により権利の侵害を受けた個人またはその直接の利害関係人を原則とする」と規定されているため、申し立てを行った病院と、侵害を受けた当事者との利害関係を認定することはできなかった、と説明している。

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