NHK「ニュースウオッチ9」、賃金伸び率グラフの作画ミスを謝罪

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   2014年12月2日放送のNHK総合「ニュースウオッチ9」で使用したグラフに誤りがあり、キャスターが番組最後に謝罪した。

   この日は衆議院選挙公示のニュースを取り上げ、NHKの取材記者たちがスタジオでアベノミクスの評価と課題を解説した。市民の景況感に話題が移ると、社会部の堀部敏男記者は実際に受け取る「名目賃金」と、物価の上昇分を差し引いた「実質賃金」の伸び率を比較したグラフを紹介した。

   グラフでは10月の「名目賃金」は1.5%、「実質賃金」は-6.0%あたりを示していた。堀部記者は「最新の統計で、実質賃金は16か月連続でマイナスとなりました。家計が決して楽にはなっていないということがデータからも読み取れます」と説明。非正規社員が増える一方、正規社員が減っていることにも触れ「アベノミクスのプラスの効果は社会の隅々まで行き渡っていないという実態が浮かび上がっています」とした。

   グラフは厚労省「毎月勤労統計調査」を引用したものとしていたが、番組終了直前に訂正が入った。正しくは名目賃金が0.5%、実質賃金は-2.8%だったという。実質賃金の16か月連続マイナスという紹介に誤りはないものの、9月の-3.0%から大幅に下落したと見られていたものが、実際はわずかに上昇していた。

   大越健介キャスターはグラフ作画のミスだけでなく、訂正が遅れたこと、作画や数字のチェックに手間取ったことについても合わせて謝罪した。

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