暴行事件の隆大介、映画撮影で台湾訪れていた 製作チームがお詫び、出演は取り止めへ

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   黒沢明監督の「影武者」やNHKの大河ドラマ「軍師官兵衛」といった作品に出演したことで知られる俳優の隆大介氏(58)が、酒に酔った末台湾の空港で入境審査官に暴力を振るい、けがをさせた。

   台湾側の説明では、隆氏は映画の撮影のために台湾に招かれており、映画の製作チームが行政当局の公式サイト上でお詫びの声明を出す事態になっている。

  • 台湾の行政当局のウェブサイトでも事件は公表された
    台湾の行政当局のウェブサイトでも事件は公表された

現地メディアは「韓国籍の芸能人」と報じる

   台湾の大手紙、中国時報によると、隆氏は2015年3月21日18時(日本時間19時)頃に台湾の桃園国際空港に到着。機内では大量の酒を飲み、パスポートを出す際に入域カードが未記入なのを入境審査官に指摘されて逆上した。もみ合いになり、審査官は左足を骨折するなどした。

   隆氏が空港係員に事情を聞かれる様子を、台湾の複数のテレビ局がとらえている。隆氏はテレビカメラに対しても、

「何撮ってるんだよ、あれ!」
「(カメラを)まわしてんじゃん、この状況をチェンジしてくれよ!顔隠してなきゃいけないからさ」

などと感情を爆発させていた。その後、隆氏は傷害などの容疑で当局に身柄を拘束され、手錠姿でうなだれて歩く姿も放送された。

   なお、台湾メディアはそろって、隆氏のことを「韓国籍の芸能人」と報じている。

入境審査官に謝罪し、治療費などの補償を行う

   今回の問題は、単に「芸能人が休暇先で起こしたトラブル」では済まされないことになりそうだ。日本の文部科学省にあたる文化部の公式サイトにも、翌3月22日になって隆氏のトラブルに関する声明が掲載された。声明によると、「韓国籍芸能人」の隆氏の台湾訪問の目的は、映画「沈黙」(原題:サイレンス)の出演だ。

   「沈黙」は遠藤周作の同名小説をマーティン・スコセッシ監督が映画化したもので、15年1月に撮影が始まったばかり。声明では、映画の製作チームは事件について遺憾の意を表明するとともに、負傷した入境審査官に謝罪し、治療費などの補償を行うとしている。

   台湾当局が映画の撮影を誘致した関係で、当局のサイトに声明が掲載されたようだ。

   映画の製作チームも台湾メディアに対して、

「傷害行為は受け入れられず、作品中の彼(隆氏)の出演を停止する」

とする声明を発表している。

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