「40代は女子とはいいません!」は「暴言」なのか ドラマ「オトナ女子」が巻き起こした「年齢論争」

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「40歳の女性を女子とは言いません!」

   これは、2015年10月からフジテレビで放送されているドラマ「オトナ女子」で、篠原涼子さん(42)演じる主人公の中原亜紀(40)に対して投げつけられる言葉だ。このセリフがグサリと胸に突き刺さった視聴者も少なくないようで、セリフは「暴言」だと受け止める向きもある。

   では、「女子力」「女子会」「●●女子」といった言葉がすっかり定着する中、「女子」と呼んでいいのは何歳までなのだろうか。

  • 「女子会」を最も頻繁に開くのは20代だ(写真はイメージ)
    「女子会」を最も頻繁に開くのは20代だ(写真はイメージ)

1998年頃から「女子アナ」に関連する言葉が台頭

   ドラマのタイトル「オトナ女子」は、番組では「年を重ねても、若々しくて可愛らしい大人の女性」だと説明されており、「オバさん」の対極に位置付けられている。広辞苑第6版では「女子」は「(1)おんなのこ。娘。(2)おんな。女性。婦人。」だと定義されている。ドラマの中では、どちらかと言えば(2)の文脈でとらえられているようだ。

   だが、江口洋介さん(47)演じる脚本家の高山文夫(45)は、そうは思っていない。恋愛アプリの企画をしている亜紀は、提案の時に

「私たちアラフォー世代が共感できるような...」

などと説明するが、高山は

「アラフォー?普通に40前後と言えばいいんです。40歳の女性を女子とは言いません!」

と切り捨てた。

   実は、「女子」の意味は年代によって変化しているようだ。13年11月に行われた日本マーケティング学会の会合では、松井剛・一橋大教授が1988~2012年の雑誌の見出しに登場した「女子」という単語の意味づけを分析して発表している。それによると、1988~97年頃には「女子」という言葉は「女子マラソン」といったスポーツをめぐる言葉が多く関係したのに対して、98年頃から「女子アナ」に関連する言葉が台頭する。

   「女子」に関連する単語の出現頻度で見ると、「女子力」は06年から07年にかけて出現頻度が急増し、「女子会」という言葉は09年から10年にかけて大幅に伸びている。

   この「女子力」という単語は、09年には「ユーキャン新語・流行語大賞」の候補60点のひとつにノミネートされた。「女子力」は漫画家の安野モヨコ氏が提唱したとされ、当時のノミネート資料では

「『きれいになりたいと願い、行動する力』という意味で使われるが、最近ではその意味はさらに広くなり、女性であることを楽しむ積極性や、女性特有の魅力を高めていく前向きな姿勢を指すようになった」

と説明されている。こういった「女子力」という単語が持つイメージが元々の「女子」という単語にも波及したとみられる。

「女子SPA!」読者の平均年齢は32歳

   マーケティングの面からは、「オトナ女子」のケースは、やや想定年齢の上を行っていると見ることもできる。例えば扶桑社のウェブサイト「女子SPA!」が公表している15年10~12月の媒体資料によると、サイトの読者は「未婚の25~39歳の女性が74%!」で「仕事もプライベートもちゃっかりこなすアラサー女性が集まっています」とうたっている。平均年齢は32歳。分布は20~24歳が12%、25~29歳が25%、30~34歳が29%、35~39歳が20%だった。

   ドラマでは、亜紀、鈴木砂羽さん(43)演じる主婦の坂田みどり(40)、吉瀬美智子さん(40)演じるフラワーショップ経営の大崎萠子(40)の3人が親友、頻繁に「女子会」を開くという設定になっている。だが、こういった例はかならずしも一般的ではない可能性がある。

   少し古い事例だが、2010年3月にYahoo!リサーチが「女子会」をテーマに行った調査では、調査対象は「首都圏在住の20~49歳有職女性で、2~3か月に1回程度以上【女子会】に参加する400人」。比較的「女子」を広く定義していることが分かる。その調査結果によると、週に1回以上女子会に参加する人の割合は20代が22.0%、30代が19.7%、40代が18.9%と、年を重ねるにつれて頻度が下がっていくことが分かる。

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