イタ車も一目おいたスバル1000 「マイカー元年」50周年に「後継」続々

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   2016年はトヨタカローラ、日産サニー、スバル1000がデビューした「マイカー元年」から50周年を迎える。トヨタ自動車は、カローラの50周年記念特別仕様車を発売。富士重工業は、スバル1000から連綿と続く水平対向エンジンの50周年を記念するモデルを発売するなど、今年はちょっとした節目の年になっている。

   一方、ビートルズが来日した1966年は、日本のモータリゼーションにとって、特筆すべき「当たり年」だった。日産が4月にサニー、富士重工が5月にスバル1000、トヨタが11月にカローラを発売したのだ。いずれも排気量1000~1100ccのリッターカーで、当時の軽自動車と上級車のトヨタコロナ、日産ブルーバードの中間に位置する意欲作だった。とりわけカローラとサニーは大ヒットし、日本にマイカーが普及するきっかけを作った。

  • トヨタカローラの50周年記念特別仕様車(トヨタ自動車のホームページより)
    トヨタカローラの50周年記念特別仕様車(トヨタ自動車のホームページより)

カローラ、サニーも登場

   だが、カローラもサニーも直列4気筒エンジンをフロントに積んで後輪を駆動するFR(フロントエンジン・リアドライブ)車で、後輪は固定(リジッド)サスペンションという平凡なクルマだった。これに対して、スバル1000は水平対向4気筒エンジンをフロントに積み、前輪を駆動する日本初の本格的量産FF(フロントエンジン・フロントドライブ)車で、4輪独立サスペンション。乗り心地や走りの性能はライバルを凌駕していた。

   戦前の名門戦闘機メーカー・中島飛行機の流れを汲む富士重工と、自動車専業のトヨタ、日産の技術力は、現在では考えられないほどの差があった。水平対向エンジンは元々、軽飛行機のエンジンで、低重心で回転バランスに優れる。スバル1000は中島飛行機出身の技術者が言わばコストを度外視して、とことん理想を追求したクルマだった。

   イタリアの名門アルファロメオが1971年に発売した小型車アルファスッドは、スバル1000のコピーと言われるほど共通点が多く、大きな影響を与えた。当時、欧州車が日本車の技術を取り入れることなど稀で、スバル1000の先進性を物語るエピソードだ。

   ところが、日本でスバル1000はカローラ、サニーほど売れなかった。凝ったメカニズムが好きなインテリやクルマ好きには熱狂的なファンを生んだが、多くの日本のユーザーにはスタイリッシュでアクセサリーが豊富なカローラ、サニーの方が分かりやすかったようだ。

水平対向エンジンも50周年

   カローラ、サニーはライバルとして高度経済成長期の日本のモータリゼーションを牽引し、黄金時代を築いた。その後、サニーはカローラの後塵を拝し、2004年に日本市場から消滅。ティーダが事実上の後継車となった。その点、カローラは販売台数で同門のハイブリッドカー、プリウスやアクアに抜かれながらも、トヨタの看板車種として今も世界で生産されているのは立派だ。

   数奇な運命をたどったスバル1000のDNAはその後、レオーネを経て、今日のレガシィ、インプレッサに受け継がれている。世界でポルシェとスバルだけになった水平対向エンジンは改良を重ね、第3世代に進化した。レオーネ時代の1972年にはFFから派生した乗用AWD(4輪駆動)を生み、今日のスバルの個性的な骨格を形成することに成功した。一般にはあまり馴染みがないが、50年前にスバル1000が水平対向エンジンを積まなければ、今日のレガシィ、インプレッサ、フォレスターはなかったことだろう。厳しく言えば、富士重工は今もスバル1000の遺産で食っていることになる。技術的革新性で、当時のスバル1000を超えるクルマをレガシィ以降、生み出したと言えるだろうか。

   50周年を記念したトヨタカローラは、9月1日から限定500台で発売。スバルは水平対向エンジン50周年を記念したXVを5月、フォレスターを7月に発売したのに続き、第3弾となるレガシィアウトバックを2017年1月に発売する。

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