年金事務所、名簿管理はイロハ順 五十音に統一できない理由 

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   日本年金機構の年金事務所の多くが、「イロハ」の順番でファイルを整理、管理していると、衆議院議員の河野太郎氏が、自身のブログ「ごまめの歯ぎしり」で指摘した。

   全国312の年金事務所のうち、「アイウエオ」順を使っている年金事務所は114。「イロハ」順を使っているところは、それより多い198の事務所があるという。河野氏は、「担当者がすぐにファイルを取り出せず非効率ではないか」と、疑問を投げかけている。

  • 全国198の年金事務所では厚生年金の事業者を「イロハ」順で管理している(画像は、「日本年金機構」のホームページ)
    全国198の年金事務所では厚生年金の事業者を「イロハ」順で管理している(画像は、「日本年金機構」のホームページ)

「自民党行革本部が調査する予定」

   「いろいろイロハな皆様へ」と題して綴られている、河野太郎衆院議員のブログ(2016年12月23日付)には、

「あなたのスマホから、コウノタロウ君に電話を掛けるとします。どうしますか。」
「電話帳のカ行の最後、あるいは『サ』を呼び出して前にスクロールしてコウノタロウを呼び出す。難しいことではありませんよね。」

とある。

   しかし、スマートフォンの電話帳が「イロハ」順に並んでいたとしたら、どうか――。「いろはにほへとちりぬるを わかよたれそつねならむ...」と、「イロハ」順では、ふだんから慣れていないこともあって、調べるのに時間がかかってしまうのではないか、と。 河野氏は、「あなたの仕事場で、ファイルがイロハ順に並んでいたらどうしますか」とさらに問いかけ、そのうえで年金事務所のファイルの整理について、

「アイウエオ順ではなく『イロハ順』で行っており、通常の並び順でないため、担当者がすぐにファイルを取り出せず非効率ではないか」

と指摘。日本年金機構の198の年金事務所が現在も「イロハ」順でファイルを管理していると、疑問視した。

   「イロハ」順は、「ん」を除く47のひらがなの並べ方の一つで、その順番はそれぞれの文字を1度ずつ使った「イロハ歌」になっている。かつては広く公用文に使われ、知られていたが、現在は一般に「アイウエオ順」(五十音順)が使われている。「いろはにほへと...」までは言えても、そのあとが続かないという人のほうが多いのではないか。河野氏が指摘するように、名簿の管理には「アイウエオ」順が広く浸透しているし、使い慣れているだろう。

   そう考えると、年金事務所の「イロハ」順によるファイル管理は、「非効率」といえなくもない。河野氏のブログによると、「自民党行政改革推進本部では、なぜアイウエオ順に改められないのか、調査する予定です!」と記している。

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