【男と女の相談室】ギャンブル依存症が怖すぎる 脳と人格が変わり一生の闘いに

印刷

   カジノやホテルなど総合型リゾートを推進するカジノ解禁法案が2016年12月6日に衆議院本会議で可決され、成立する見込みになった。

   カジノ解禁法案は、「ギャンブル依存症」を推進するとして、反対する人が非常に多い。脳が変わり、人格まで破壊してしまうギャンブル依存症とはどんな病気なのだろうか。

  • ギャンブル依存症は恐ろしい
    ギャンブル依存症は恐ろしい

「いつも頭に賭博が」「嘘をつく」「負けた場所に戻る」

   ギャンブル依存症の患者は、2014年の厚生労働省研究班の調査によると、成人全体の4.8%(男性8.8%、女性1.8%)に達すると推計され、合計536万人いるとされる。米国の1.6%、フランスの1.2%などに比べ、先進国の中では突出して多い。これは日本にはパチンコが全国津々浦々にあるからとみられる。

   まずは、自分がギャンブル依存症かどうかチェックしてみよう。ギャンブル依存症の自己診断チェックはいろいろあるが、代表的な国際的基準とされているのが、下に紹介する米国精神医学会が作った「ギャンブル障害チェックシート DSM-5」だ。過去1年以内で以下の9項目に該当すると、ギャンブル依存症(ギャンブル障害)と診断される可能性が高い。

   (1)興奮を得たいがために、掛け金の額を増やして賭博をする欲求がある。

   (2)賭博をするのを中断したり、または中止したりすると落ち着かなくなったり、いらだったりする。

   (3)賭博をするのを制限したり、減らしたり、または中止したりする努力を繰り返し成功しなかったことがある。

   (4)しばしば賭博に心を奪われている(例:次の賭けの計画を立てること、賭博をするための金銭を得る方法を考えることなど)。

   (5)苦痛の気分(例:無気力、罪悪感、不安、抑うつ)の時に、賭博をすることが多い。

   (6)賭博で金をすった後、別の日にそれを取り戻しに元の場所に行くことが多い(失った金を『深追いする』)。

   (7)賭博にのめり込んでいることを隠すために、周囲に嘘をつく。

   (8)賭博のために、大切な人間関係、仕事、教育、または職業上の機会を危険にさらしたり、失ったりしたことがある。

   (9)賭博によって引き起こされた絶望的な経済状況を免れるために、他人に金を出してくれるよう頼む。

   これら9項目のうち、4~5項目が当てはまると「軽度」、6~7項目で「中程度」、8~9項目で「重度」のギャンブル依存症になるという。

注目情報PR
追悼
シニアの健康ライフ
Slownetからのおすすめ記事(提携)

お知らせ

電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中