2024年 4月 19日 (金)

「防衛省の天皇」守屋前次官の妻の偽名は「松本明子」

   禁じられた接待疑惑・・・視聴者はもう驚かない。官僚のもうひとつの仕事なのだ。今度の官庁は防衛省だった。

   疑惑のターゲットは守屋武昌・前防衛事務次官。63歳。昨夕(10月21日)、東京都内の自宅前での記者団の取材にはさすが“専守防衛”の専門家だった。「待っていただきたい」

   疑惑のひとつにゴルフ接待がある。わかっただけでも5年間で120回以上。金額にすると1000万以上になるという

   自衛隊の倫理規定には業者との麻雀や旅行を禁じている。そのトップ、防衛省の天皇といわれた守屋前次官が防衛専門商社のゴルフの誘いにひんぱんに乗った。

   「厳密にいえば贈収賄になるけど、得意さんとの関係は本人が倫理規定をよくわきまえているはずだからアゼンとします」(杉尾秀哉)

   みのもんたは張り切った。「あきれたことに前次官はゴルフ接待のときは架空の住所、ニセの名前を使ってました」

   ペロッとパネルのシールをめくった。<佐浦之政>これが前次官のナイショの名前。

   「これ、何て読むの・・・で、奥さんは守屋なにさんだと思うんだけど、笑ってしまいますね」みのがシールをめくると<松本明子>だった。

   「もっと笑ってしまいますねぇ。芸能人の同姓の松本明子が怒りますよ」

   ――自衛隊員倫理規定第3条7項。禁止行為「利害関係者と共にゴルフに行くこと」

   隊員はダメでトップは偽名でOK。なにしろ防衛省の天皇なんだから・・・。

   「倫理というのは人の道ですよ。人の道を踏みはずしたらどうなりますか」(みの)

   「絶対的な権力者が絶対に腐敗するといわれています。これをわれわれに示してくれました。最低の行為ですね」(末吉竹二郎・国際金融アナリスト)

   ゴルフのほかに赤坂の高級クラブでの接待や、娘の外国留学に便宜をはかってもらったなどの疑惑がある。

   と同時に、国会はテロ特措新法の審議を前にして、前次官が防衛局長時に果たした役割にも民主党が注目して証人喚問を要求している。国民の血税を食いものにした。

   なんとか王子が大流行しているが、これは格上だ。「防衛省のシビリアン天皇」!

文   初代不良家
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