某経済人の「今がチャンス」 素直にうなづけない訳

2008/11/17      twitterでつぶやく このエントリーを含むはてなブックマーク はてなRSSに追加 この記事をBuzzurlにブックマークする この記事をクリップ! Yahoo!ブックマークに登録 newsing it!     印刷

「カンブリア宮殿」(テレビ東京) 2008年11月10日 22時~

   スタジオにゲストを迎える方式と異なり、今回は村上龍が企業のトップたちを訪ねて聞くスタイル。副題は「ニッポンの反撃」である。つまり、未曾有の世界的金融危機に当たって、逆転の発想でここがチャンスだと見ている人たちの話である。渡部賢一・野村ホールディングス社長。ライブドア事件の時に「白馬の騎士」と言われた北尾吉孝。小型モーターで世界一の永守重信・日本電産社長。あとは格差を広げた張本人と毛嫌いされている竹中平蔵元大臣。
   野村は世間が内向きになるこの時期に、チャンスだとばかり海外に攻めに打って出ているとか。彼らは経済人のプロとして、口は上手いし、難解な経済横文字言葉を解説してくれるし、「ははあ、ごもっとも」と拝聴していればいいのかもしれないが、ちょっと待て!
   筆者のように、野村系証券会社で10年前、外国の債券に1000万円投資し、今や配当金を加えても大損街道まっしぐらで、恨み骨髄の人間から見ると、「てやんでえ、客に損をさせて、何がチャンスだ」と毒づきたくなるのだ。しかも客は損をしているのに、会社は儲かってウハウハ、どうしてくれるんだと村上に突っ込んでもらいたかったのだよ。
   ま、これは余談として、この時間帯、悪いけど壮大なPR番組と言えなくもなくて、村上龍の相変わらずの滑舌の悪さは聞き苦しいし、宣伝臭も拭いきれない。いいのは村上のサブの小池栄子だけ。

(黄蘭)

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