この日は先週末に行われたフィギュアスケート・NHK杯グランプリ大会の、浅田真央優勝について語られた。先日、常連ゲストの作詞家・なかにし礼が、真央がジャンプで大失敗したフランス大会について言及したのだが、その内容が呆れたものだった。フィギュアの音楽はこんな曲(ハチャトリアン作曲の仮面舞踏会)ではだめで、もっと最後に盛り上がってお客さんの拍手をもらえるような曲でやるべきだ、というような内容だった。
作詞家という音楽に関わる職業の人とも思えぬ低レベルの発言である。筆者は今回の真央(あるいはタラソワコーチ?)の選曲は素晴らしいと考えている。何故なら、<仮面舞踏会>は終始一貫おどり続ける男と女の、哀愁がありながら尚且つセクシーでパワーもある三拍子の曲で、超高難度の真央の新プログラムに相応しい無窮動のような楽曲なのだ。だからこそ、彼女の凄いフリー演技が際立つ。拍手をもらわんがための媚びた音楽など真央には相応しくないのである。全く、なかにしは音楽好きの風上にも置けないボケぶりで、考え方が古過ぎる。
ばつが悪かったのか、この日、彼は見事に優勝した真央の演技にお世辞を言って曲については何も触れなかった。言うべき言葉がなかったのに違いない。司会者の大和田獏、大下容子はいつもながら好感度が高いのに、コメンテーターの人選はイマイチ。
黄蘭

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