2024年 3月 29日 (金)

犬がクンクン 「ここガンですよ」

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   <テレビウォッチ>5代将軍・綱吉ほどでなくとも『お犬様々』と敬いたい。麻薬探知犬なら聞いたことがあったが、初めて聞く『がん探知犬』のことである。

さらに確率を高め

   日本にも第1号の『がん探知犬』がいて番組が紹介した。大腸がんを探知する確率は、内視鏡を抜いて90%という。

   この『がん探知犬』の存在が、世界で最初に報じられたのは1989年イギリスで。飼い犬が膝の裏を嗅いだり、舐めたりする奇妙な行動に気付いた主婦が、膝の裏を確かめたところ黒いホクロが見つかった。

   医師に診てもらったところ、皮膚がんの一種「メラノーマ」と分かり、手術でがんを摘出し、一命を取り留めた。

   この件がきっかけとなり、犬の優れた嗅覚ががんの持つ特有の臭いを嗅ぎわけると考えられるようになり、世界中で『がん探知犬』の育成に着手するようになったという。

   日本でも2005年に最初のがん探知犬『マリーン』が誕生しており、現在、千葉県の「がん探知犬育成センター」で訓練中だ。

   担当者によると「食べた物の臭いを探す訓練をやったところできたので、その流れで、胃の中の食べ物を嗅がせれば病気も分かるのではないかと……」。

   で、訓練の結果、現在『マリーン』は食道がん、肺がん、肝臓がん、胃がんなど18種類のがんを見分けられ、がんを患った人の再発防止に活躍しているという。

   『マリーン』のことに詳しい福岡歯科大の園田英人助教授によると「大腸がんに関しては90%の確率で発見でき、大腸内視鏡による検出より確率が高い」とか。

   また、医師の検査で発見できなかった他のがんを探知したことがあったという。

   テリー伊藤が「すごいですよ。以前、大腸がんの疑いがあるといわれたので、すごく身近に感じる」と。

   司会の加藤浩次も「さらに確率を高め、早期発見できるような形にしていきたいですね~」と期待を。

   人間の1億倍の嗅覚をもっているといわれ、訓練次第ではさらなる能力を発揮し人間界に貢献してくれるかも。まさに『お犬様々』……

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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