どちらかといえば軟らか路線の朝のワイドショーの中にあって、唯一、歯ごたえのあるワイドショーがこの「スーパーモーニング」だ。古き良き時代のワイドショーのかたちを踏襲しているというか、赤江珠緒アナも小木逸平アナもへんに出しゃばらないところがいい。コメンテーターの親玉をつとめるのは鳥越俊太郎。他番組のモデル出身だのカリスマ主婦だのという見栄えだけで中身のないコメンテーターに比べては申し訳ないが、鳥越がそこにいるだけで番組に重みが増すのはさすが。金曜は鳥越ではなく、週刊朝日の山口一臣編集長が出演。出版とテレビのプチメディアミックスといったところだろうか。
この日の放送では「飯島愛さん 愛と苦悩……36年の軌跡」という特集が組まれていた。3月1日、東京プリンスホテルで行なわれた「お別れの会」の模様を流したあと、飯島の実家があった場所へ行き、近所の人から子供の頃の彼女の話などを聞きだすなど、中身は凡庸としたものだったのだが、問題はその後。なぜか美輪明宏に話を聞きに行くのだが、これがまた、飯島を霊視したらどうのこうのという「オーラの泉」ばりの話。ならば、死後1週間も発見されないという彼女の最期は霊視出来なかったのか、と疑問に思うが、それよりもそういう霊視云々といった眉唾な話を、あたり前のように流す番組の無神経さが許し難い。
(白蘭)

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