てれび見朱蘭
てれび見朱蘭

藤木直人は「美貌」か 清張もの「悪」役の出来映え

2009/6/ 4 16:52

「夜光の階段」(テレビ朝日) 2009年5月28日 21時~

   さぞや松本清張氏、泉下で嘆いていることだろう。こんなドラマに誰がした、と。松本清張生誕100年スペシャルが泣く。ただただ、つまらないのである。見続けるのが苦痛である。何が理由かと考えれば、清張原作で、脚本は竹山洋という一流なのに、主演と演出がダメだ。誰かが藤木直人のことを美貌と言ったが、目がおかしいのではないか。口元は締まらないし表情はワンパターン。セリフをいうとヘンに口元が歪む癖があり、発声も悪い。それをドあっぷで撮るだけで画面に情感が欠けている。この演出家は劇画の見過ぎか。
   田舎育ちで野心満々の美容師・佐山道夫(藤木直人)が、その美貌(!)を武器に、数々の女を手玉にとってのし上がってゆく話だが、既に彼は故郷で殺人を犯し検事・桑山(小林稔侍)に追われる身である。有閑マダムの雅子(室井滋)やその他諸々、筆者は藤木を美男とは全く思わないので、こんな男に女たちが次々と擦り寄る気持ちがわからず、リアリティを感じないのである。
   言わずもがなだが、清張作品に価値があるのは、悪の権化を描いても、簡潔な文章ながら、その存在を納得させる周辺の描写があり、行間から人物が立ち上がってこちらに迫る迫力があるからである。この佐山は、刹那的で何も考えないただのバカ美容師に見えてしまう。ドラマの見手は、たとえ悪徳の人物でも、主人公にある種の共感を抱くものであり、それがなければ作品自体の成功はない。

(黄蘭)

採点:0

キーワード

がんばろう日本
がんばろう日本
がんばろう日本 詳しくはこちら

今旬ワード

スポンサードリンク

他の言語

J-CAST会員サービス

注目情報

テレビでお馴染み、あのセンセイが登場!

メタボ・酒・タバコ… 現代人を悩ます身体のトラブル、どう改善する? あの木下博勝先生が動画で解説!

ブログ'

バレンタインに変種チョコ

ただのチョコレートではちょっと惜しい?おもしろ変わり種のチョコ食品を集めました!

ブログ'

●●御用達プレゼント!

姉妹サイト「東京バーゲンマニア」では毎月プレゼントが!ご応募待ってます。

ブログ'

おすすめワード

【スポンサードリンク】

関連サイト

東京バーゲンマニア

セール、クーポンから新商品情報まで、その日に使える掘り出しもの情報満載!

東京バーゲンマニア
このページのトップへ