2024年 3月 29日 (金)

「道路公約は選挙のため」 正しい批判か一方的か

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   <テレビウォッチ> 番組が「真夏の決戦――マニフェストの現場を行く」シリーズを始めた。第1回は長崎2区。自民党の、連続9回当選、防衛大臣などを務めた大物(68)に対して、民主党が刺客としてC型肝炎訴訟原告団の女性(28)を立てた注目選挙区である。

   2年前の「原爆投下はしようがない」発言と自民党への逆風で厳しさを実感する大物は、12年ぶりに地元での選挙活動を行い、1人1人と握手する『ドブ板選挙』に努める。アピール点は「生活道路」などインフラ整備。要するに公共事業である。諫早市で開いた総決起大会は人の集まりもよく、手応えを感じた大物は「都議選のような空気はないんじゃないか」と、ご機嫌。

   一方、刺客が主張するのは「命の大切さと生活支援の重要さ」。演説では「医療は崩壊し、雇用は失い、年金はもらえず、カビの生えた米まで食べさせられた。それでもなぜか、仕方のないことのように思わせられている」と訴える。

   笠井信輔アナから「ほかに3人が立候補予定で選択肢はいろいろありますが、自民か民主か悩んでいる人に関しては、直接、子ども手当てなどのお金が自分に入ってくるのがいいか、地域が活性化して最終的に自分たちの生活が豊かになるのがいいか分かれ目ですね」と問われた竹田圭吾。

   竹田は「景気対策のために公共事業をやるというならわかるが、当選したいから道路をつくりますというのは、2、30年前のロジック。道路公団を民営化し、特定財源を一般財源化すると言ったのは小泉さんだ。その総括もしないまま、自民党のカンバンを掲げて、またこういう候補が出るのは奇異な感じがする」と語る。そして「票を入れる側が問われる。あくまでマニフェストを比較して決められるかどうか、今回の選挙で問われている」とした。

   ややバランスを失すると思ったかのように、笠井が「自民党陣営からすれば、当選したいから道をつくるのではなく、ここに道が必要だから道をつくるのです、と言うでしょう」と『修正』を図っていた。

文   アレマ| 似顔絵 池田マコト
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