2024年 4月 20日 (土)

値下げに打ち勝つ「人間力」 スーパー業界勝ち組に学ぶ

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

<テレビウォッチ>デフレ不況が進む中、中堅スーパー業界で『安売りの次の一手』に打って出て、奏功している店が出てきた。

   パートやアルバイトによる人件費節約とは逆に社員中心に軸足を移し専門知識を生かして顧客を増やしているスーパーや豊富な品揃えを顧客にアピールして売り上げを伸ばすスーパー……。

醤油500種、味噌500種…

   歯止めのかからない安売りで勝負するのはもはや限界、今やポイントカードの『効き目』も薄れてきている。

   「物が売れない時代に消費者の心を掴むヒントはどこにあるか」。番組では、小売業界に詳しい中央大学ビジネススクールの中村博教授がゲスト出演し、そのヒントを探った。

   スーパー業界では、昨2009年1年間の全体の売り上げが21年ぶりの低水準に落ち込む見通しという。

   そのデフレ不況を裏付けるように、全国の消費者物価指数は昨年2月以来10か月連続で前年の同じ月を下回った。

   そんな中で他のスーパーとは違う魅力をアピールし、前年を上回る顧客を呼び込み売り上げを増やしている中堅スーパーが九州にある。

   福岡を中心に33店舗を展開する『ハローデイ』。その魅力とは、圧倒的な品揃え。扱っている味噌が500種類、醤油も500種類という。

   顧客が「○○が欲しい」という商品はすべて揃え、それも1週間以内に入荷させる徹底ぶりだ。

   こうした顧客から寄せられる要望は月間500商品に上り、手作り商品の場合はメーカーに直接足を運び、取引を依頼するケースも。

   当然コストはハネ上がる。しかし、品ぞろえ戦略を徹底したことで顧客数が増加、売り上げ増に結びついている。

   同社の執行役員は「顧客の満足度、信頼度が少しずつ高まっている。効率性も追求したいが、それ一辺倒ではいけないと考えている」と、従来型の効率販売からの脱皮を語る。

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