2024年 3月 28日 (木)

大型連休分散にお天気姉さん懸念 「6月組は梅雨でかわいそう」

テレビウォッチ>「けさの注目」は、「休暇分散化」。交通渋滞がついてまわる大型連休を、地域ごとに分散してずらし、渋滞や混雑をなくしたうえに、経済効果も持続させようという妙案なのだという。

みの「ナンセンス」

   国交省がきのう(3月3日)、経済団体を集めて開いた「観光立国推進本部」会合で、辻元清美・国交副大臣が、「制度を変えることで、日本を元気にすることができるのかどうか」と挨拶した。ここで示したのが、「休暇分散化・計画案」。

   例えば今2010年のゴールデンウイーク、5月1日の土曜日を軸に連休になるが、この計画案では、「憲法記念日」「みどりの日」「こどもの日」を、「記念日」の名は残すものの平日とし、代わりに全国を5つのブロックに分けて、週をずらしてそれぞれ5連休にしようというものだ。

   「九州・沖縄・中国・四国」「近畿」「中部・北陸信越」……といった具合に分散するのだと。関東だけが連休で、他の地域は働いている。翌週は北海道・東北が……というようなことになるわけだ。

   反応は様々だ。旅行会社はもう大歓迎。「ますお客さまには料金が安くなる(連休割り増しがなくなる)。旅行業界には、お客さまが増える」。しかし、全国と取引のある町工場は、「正月、5月の連休、お盆休みに休まないと、休む時がなくなる。分散化はデメリ

ット」という。

   町の声も「ゆとりをもって休みがとれる」「ひとまとめにしてほしい。田舎が宮崎なので困っちゃう」「楽しみはみんな一緒のほうがいい」と、人それぞれだ。

   国交省によると、秋には、ハッピーマンデーのうち海の日(7月20日)、敬老の日(9月15日)、体育の日(10月10日)を従来の記念日に戻し、10月―11月に「新たな5連休」を地域別に作るのだと。

   そこでスタジオ。根本美緒が、5月のカレンダーを前に、解説する。なぜか休みが始まるのは9日から(4月29日から切り離しか?)で、順に5つのブロックの休みが続くから最後は6月に入ってしまう。

   みのもんたは「地域に分けてどうするの?」と冷たい反応。メリット、デメリットは町の声そのままだ。「本店が開いているのに、支店はお休み? だれがこのアイデアだしたの。ボクからいわせりゃナンセンス」

   本来はお天気おねえさんの根本も、「6月に入ると梅雨ですよね。この地域はかわいそう」

   みのはむろん反対。レギュラーも、嶌信彦、三屋裕子、柴田秀一、全員が反対だった。「仕事にならないよ」とみの。嶌は「記念日には意味がある」。みのはさらに「もっと歴史を勉強しなさい」

   国交省は来年の国会に法案を提出するといっているのだが、こんなことで形になるのか? なにこんなもの、いったん動き出せばたちまち順応するんだろうけどね。

文   ヤンヤン
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