2024年 3月 28日 (木)

公安警察が「裁判官」になる国 「オウム犯行」断定会見の是非

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

<テレビウォッチ>国松孝次元警察庁長官狙撃事件が3月30日零時に公訴時効を迎えた。

「自己満足」

   これを受けて警視庁の青木五郎公安部長が3月30日、「事件はオウム真理教によるテロ」と断定する前代未聞の記者会見を行った。

   警視庁はこの日、「容疑者不詳」として同事件の書類を東京地検に送致したが、それにも拘らず何故「オウムによるテロ」と断定し、公表したのか。番組はこの疑問を取り上げた。

   会見でまず『捜査結果概要』が報道陣に配布され、青木部長が末尾に書かれた『結論』を読み上げた。

「本事件は、教祖(松本智津夫死刑囚)の意思の下、教団信者グループにより敢行された計画的、組織的なテロであった……」

   「オウムによるテロ」と断定し、公表した理由について青木部長は次のように述べている。

「オウム真理教の行った犯罪を風化させることなく、ともに行動して頂く契機とする必要があると考えたから」

   これに土本武司元最高検検事が「起訴できないことが百も分かっていながら、会見し公表するということは自己満足」と手厳しい批判を。

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
姉妹サイト

注目情報

PR
追悼
J-CASTニュースをフォローして
最新情報をチェック
電子書籍 フジ三太郎とサトウサンペイ 好評発売中